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2020年05月13日19:45

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KIDS/キッズ 20センチュリー・ウーマン



『KIDS/キッズ』おもしろかった。地下鉄のアコーディオン弾きやその隣で踊る少年など、彼の視点でストリートで捉えたものもしっかり書き込まれているのだろう、ハーモニーのイロが出ている。ちょっとメタファーすぎる観がラストあるけど、その反省もあってかガンモ以降ではよりオブジェクティヴに物事を捉える感覚になってるけれど、ミスター・ロンリーやスプリングブレイカーズでは、こうしたメタファーとして物事を捉えるものに戻ってきているようにも感じたりするが、それが逆に、始点にみるハーモニーの徴があるようにも思われる。2つの出来事が並行するセンスも、彼のその後のテクストにあるように、ハーモニーのストラクチャーにおける徴を指し示す。かつて観た時は少年少女が語る内容にディスカスティングとなっていたけど、15、6の年齢なら頭の中こんなことだらけだから、しょうがないと思う、という以上に、なるほどと思ってしまうのは、私自身がキッズに退行している徴なのか。『20センチュリー・ウーマン』おもしろかった。映像的に所謂瑞々しいものというのはサムサッカーと同じで、かつてはウェスアンダーソンの天才マックスやトッドソロンズのウェルカムドールハウスの毒々しさやひねくれ具合の方が好きだったけど、このような20センチュリー・ウーマンの等身大の描き方も今ではおもしろく感じられる。こうした素直さを素直に受け入れられることも少年回帰の徴なのだろうか。考えすぎだろうけれど、ベニングが体現するものにベイティがやり残したものがしっかりと徴として、その存在として表現されているものあり。今や時の人としてヒップスターに輝くグレタとエルがそこにいることも、いとおもしろし。キャスティングがいいね。だけど、一番フレッシュに思えるのは、やはりルーカス・ジェイド・ズマンである。パチーノみたいに将来なるアカシがある。



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