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2019年08月01日07:22

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習近平の思想と知恵(その6)

習近平の思想と知恵(その6)

社会主義の核心的価値観・・・核心的価値観を醸成し発揚する雰囲気を造り出す


2014年2月、第18期中央政治局第13回グループ学習における講話

さまざまな時と場合を利用し、社会主義の核心的価値観の醸成および発揚に有利な生活状況と社会の雰囲気を造り出すことで、核心的価値観の感化がいついかなる場所でも「空気」のように行き渡るようにしなければならない。

この講話について、「習近平の思想と知恵」(2018年4月、科学出版社東京株式会社)では、次のように述べている。

「空気」を知らない者はいない。空気がなければ、我々は生存できない。習近平は「空気」という言葉を用いて、社会主義の核心的価値観の感化がいついかなる場所でも行き渡るようにし、それによって自ずと我々の日常生活に溶け込み、心の奥深く浸透するようにしなければならない、と喩えたのである。
社会主義の核心的価値観は、「富強・民主・文明・和諧(調和)」「自由・平等・公正・法治」「愛国・敬業・誠信・友愛」の24文字に総括され、三つの分野に体現されている。
すなわち、「富強・民主・文明・和諧(調和)」は国家レベルの価値基準であり、「自由・平等・公正・法治」は社会レベルの価値基準であり、「愛国・敬業・誠信・友愛」は国民の個人レベルでの価値基準である。

社会主義の核心的価値観の感化をいついかなる場所でも空気のように行き渡らせようとするのは生易しいことではなく、社会全体がともに努力しなければならないが、そこには大事なポイントがある。一つには役人が範を示すこと、もう一つは一般大衆に対し静かに染み込む教育をすることだ。
指導的幹部は、喉をからして叫ぶより実践に身を置き、自ら先頭に立ち、滅私奉公、民のため政治に精励し、物事を着実に行い、職務を着実に果たし、政治の気風で民衆の気風を導くべきである。


ここで「習近平の思想と知恵」(2018年4月、科学出版社東京株式会社)が社会主義の核心的価値観と言っているのは、社会主義である中国の基本的、根本的な価値観のことであり、その価値観によって国の制度が出来上がっている。中国の場合、その制度の枠組みの中で、国民全体が「中国の夢」という夢の実現を目指しているのだが、その背景として国民の気風の問題がある。気風というのは、無意識のうちにもそう思っている状態、つまり空気を感じるようにそう思っている状態をいう。常識みたいなものだ。
国としての基本的、根本的な価値観が国民全体の常識みたいなものになっている、そのような国民の気風を醸し出すように指導的幹部は努力せよと習近平は言っているのだ。そのような国民の気風があってこそ中国は中国独自の理想的な国になっていく、「中国の夢」が実現する、習近平はそう考えているのだろう。

国民とともに歩む習近平は、彼自身の思想と相まって、やはり素晴らしい指導者である。



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