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2019年07月13日09:22

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希望の習近平(その3)

希望の習近平(その3)
新たに習近平に期待するもの
3、「中華民族の偉大な復興」という壮大な夢
習近平はよく語り、よく動くリーダーだ。経済改革、農村問題、軍の再編、外交、反腐敗、インターネットの管理、食品の安全など次から次へと新しい方針や政策を打ち出し、「重要講話」を繰り返している。その中で、特に、2012年11月の演説は、習近平の政治理念と中国の行く末を理解する上で大事なものであるので、それを以下に紹介しておきたい。
改革開放以来、我々は歴史を総括し、苦しみながら探究を続けた末についに「中華民族の偉大な復興」を実現するための正しい道を見出した。我々はこれまでのどの時代よりも、「中華民族の偉大な復興」という目標に近づいている。すべての党員は肝に銘じてほしい。落後すれば叩かれるのであり、強くあるためには発展を続けなくてはならないということを。肝に銘じてほしい。正しい道を見出すのがどれだけ大変なことであったかを.我々はこの道を迷わずに進む。いま、多くの人が「中国の夢」を語っている。私は「中華民族の偉大な復興」こそが近代化以来、中華民族が目指してきた最も偉大な夢だろうと思う。一人一人の未来と運命は、国家や民族の前途と運命を深く結びついている。国が良くなり、民族が良くなってこそ、一人一人が良くなれる。「中華民族の偉大な復興」は光栄であるが困難な事業であり、そのためには代々の中国人がともに努力していかねばならないのである。

2012年11月の演説は以上のとおりであるが、哲学的であり、非の打ち所のない政治理念である。これだけの演説をできる政治家は世界広しといえども習近平しかいない。「中華民族の偉大な復興」は、習近平がその後、何度も繰り返すことになるキーワードだが、それを叶えることが共産党の使命であり、共産党が中国を率い続ける理由だと言っているのである。
4000年の歴史を誇る中国の人々が「中華民族の偉大な復興」という壮大な夢を抱くことは、ごく自然のことである。その際に私たちが注意しなければならないのは、その夢の曖昧さと時間軸の長さである。時代は動いている。世界の政治や経済、それに文化も動いている。そういう世界情勢の中で、一口に「中華民族の偉大な復興」と言っても、その内容は漠然としたものにならざるをえない。その内容は、時代とともに変わっていく。固定したものではないのである。進化し続ける、そのことが大事なのであって、「中華民族の偉大な復興」という壮大な夢が世界の人々がある程度納得できる形で達成されるまでには、相当の時間がかかるであろう。しかし、どれだけの時間がかかろうと「中華民族の偉大な復興」という壮大な夢を抱くことが大事である。



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