慈覚大師(その18)
第3章 立石寺(その7)
第6節 消えずの灯
今からおよそ1200年前、天台宗を開いた最澄が、比叡山の山中にお堂を建立し、自ら薬師如来ご本尊を彫り、「明らけく、後の仏の御世までも、光伝えよ法の灯しび」と、心を込めて点灯したのが法灯である。それが円仁によって立石寺に分灯された。その立石寺の法灯が、信長の焼き討ちによって比叡山の法灯が消えたときに比叡山に分灯され、比叡山でも灯り続けている。
平安時代から灯り続けている法灯は立石字の法灯と比叡山の法灯だけである。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/kiezunohi.pdf
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