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2017年05月05日22:01

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(23)

ペドロ・モラレスが初参戦した76年第3回ワールド・リーグ戦は4月2日、川崎市体育館で開幕。

前年、キラー・カール・クラップ、スーパー・デストロイヤー(ネイル・グアイ)位しか優勝戦線に絡める外国人選手がいない中、猪木、坂口、ストロング小林、大木金太郎、マサ齋藤と言った日本人同士の総当たりリーグ戦で大きな盛り上がり方を見せました。

課題は外国人選手の充実と当時盛んにマスコミに書かれましたが、その部分はクリアされたものの、第1、2回大会を連続優勝した猪木がシード参加となり、リーグ戦本戦には加わらず。

5月7日、高松市民文化センターのテレビ生中継で星野勘太郎と組んでビクター・リベラ、ラウル・マタ組と対戦した猪木は角材を持って乱入してきたクラップに襲撃され、左肩を負傷。

優勝決定戦の出場を辞退することになりました。

リーグ戦はモラレスが13戦全勝で早々と決勝進出を決めています。第2位には坂口、クラップ、リベラの3人が10勝3敗の同点で並びました。

序盤戦好調だったS小林はリベラ、クラップ、モラレス、坂口に負けて9勝4敗で脱落。

5月10日、仙台・宮城県スポーツセンターで2位の3選手による巴戦が行われました。(2勝した選手が勝ち)

第1試合はクラップがリベラをブレーンクローで撃破、第2試合は坂口がリベラを体固め。2敗のリベラは脱落。

第3試合、坂口がクラップに流血戦の末、ブレーンバスターでフォール勝ち。坂口はクラップを苦手としており、これまで第1〜3回の公式戦では1反則勝ち3フォール負けとなっています。

4月2日の開幕戦でも公式戦で対戦し5分10秒、カウンターの凶器攻撃から体固めで敗れました。ゴング誌76年4月号には「何故坂口はクラップに勝てないのか?」という特集が組まれたほどでした。

苦手のクラップを打ち破り、5月11日、東京体育館での優勝決定戦ではモラレスにリングアウト勝ちし坂口は初優勝。

「どうせなら、猪木さんと闘って優勝したかった。」とのコメントは本音だったでしょう。

猪木はこの日、セミファイナルでリベラをバックドロップからの体固めで破っていますが、猪木が都内大会場での大会でセミに回ったのは初めて。

猪木が決勝に出なかったことでこの日の観客は5200人発表と満員とは成らず厳しい動員となりましたがこの辺はモハメド・アリとの対戦を控えており、今考えれば仕方ない面はありますが、やはり決勝に出てきてモラレスと勝負して欲しかったです。

猪木はワールド・リーグ戦が終わると再びアリ戦のクローズド・サーキットの営業活動を兼ねて渡米。

5月17日、ニューヨークMSGのリングに上がりファンに挨拶、この大会の1つ前のMSG定期戦(4月26日)では、WWWFヘビー級王者ブルーノ・サンマルチノがテキサスから来たスタン・ハンセンとの試合で首の第六頸椎を骨折するというアクシデントがあり、試合には出られず。

ハンセンはイワン・プトスキーとのシングルマッチを行いリングアウト勝ちしています。

5月19日にはイリノイ州シカゴに飛び、インターナショナル・アンフィシアターで行われたAWAの試合会場に出現。これまで接点がなかったバーン・ガニアと会談、アリ戦へ向けてのアドバイスを受けています。

アメリカでの宣伝活動を終えた猪木は5月28日、後楽園ホールで開幕のゴールデン・ファイト・シリーズに出場。

開幕戦ではピート・ロバーツをバックドロップからの体固めで破っていますが、アリ戦へ向けての特訓の為、第4戦の6月1日、秋田県五城目町広域体育館でのジェフ・ポーツとの試合(コブラツイストで勝利)を最後に試合を欠場に入りました。
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