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2024年12月11日07:24

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【特別編】マイティ井上さん追悼(13)

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79年8月26日日本武道館では東京スポーツ新聞社創立20周年事業「プロレス夢のオールスター戦」が開催され新日本プロレス、全日本プロレス、国際プロレスの3団体が参加。16,500人超満員発表の観衆を動員しています。

メインイベントでは馬場と猪木が7年8か月ぶりにBI砲を結成し全日本プロレスと新日本プロレスのトップヒール外国人チーム、アブドーラ・ザ・ブッチャー&タイガー・ジェット・シン組と対戦、猪木が逆さ押さえ込みでシンを破り、国際プロレスのエースラッシャー木村は元国際プロレスで新日本プロレス所属となったストロング小林にリングアウト勝ち。

鶴田&藤波辰巳&ミル・マスカラス組の夢のトリオが実現しマサ齋藤&高千穂明久、キム・ドク改め全日本プロレス本隊入りしたタイガー戸口組を破りました。 

井上は第3試合でIWA世界タッグ王座を巡って因縁のある新日本プロレスの星野勘太郎と組んで新日本プロレスの木戸修&この年の3月から全日本プロレスに入団した石川孝志組と対戦、10分30秒、星野が木戸をエビ固めに破りました。

本日12月11日は木戸修さんの一周忌のご命日にあたります。改めて生前の故人の偉業の数々に敬意を表し謹んでご冥福をお祈り致します。

9月9日後楽園ホールで開幕した「ダイナマイト・シリーズ」前半戦の9月13日愛知県体育館で井上&アニマル浜口組は初来日の双生児パット&マイクのケリー・ツインズを1−0で破りIWA世界タッグ王座を防衛。

このシリーズ終盤戦にはAWA世界ヘビー級王者ニック・ボックウィンクル、NWA世界ジュニア・ヘビー級王者ネルソン・ロイヤル、ローラーボール・マーク・ロコ(後の初代ブラック・タイガー)、特別レフェリーのルー・テーズ(エキシビションマッチにも出場)が特別参加。豪華メンバーが集いました。 

10月4日秋田市立体育館ではAWA世界ヘビー級王者であるニックとシングルマッチ45分1本勝負で5年ぶりの対戦、前回の74年11月20日蔵前国技館ではIWA世界ヘビー級王者だった井上がニックを2−1で降していますが、立場変わればそうはいかず。

井上はサマーソルト・ドロップ、バックドロップと得意技を連発していきますがニックはカウント2でクリア、両者もつれて場外に転落、場外でニックがドリルアホール・パイルドライバーで井上の頭部をマットの上から叩きつけて12分19秒リングアウト勝ち。

10月5日後楽園ホールでは特別興行として「世界3大タイトルマッチ」が開催され、この日は金曜日でしたが午後7時30分より東京12チャンネルで特番として放送されました。

メインイベントはニックとR木村のAWA世界ヘビー級&IWA世界ヘビー級のダブル・タイトルマッチ(61分1本勝負)でR木村がニックを逆エビ固めに捕らえましたが、特別レフェリーのテーズが、ギブアップかどうかを確認にしたところをニックは顔を近づけてきたテーズに暴行を加えて反則負け。ルールによりタイトルは移動せず、共にタイトル防衛となりました。

井上&浜口組はこの日だけ特別参加の大木金太郎&新日本プロレスからレンタル参戦していた上田馬之助組という日本プロレス末期のインターナショナル・タッグ王者チームという難敵とIWA世界タッグ王座防衛戦を行っています。

試合は61分3本勝負、1本目は14分23秒、大木が原爆頭突きから浜口を体固め、2本目から大木と上田のタッチワークがギクシャクし始め2分41秒、上田の反則負け、決勝の3本目は大木と上田が仲間割れし大木が控室に帰ってしまい2分45秒、試合放棄。

井上&浜口組は2−1で防衛は果たしたものの1本もフォール、ギブアップを取れませんでした。相手がいずれも年齢、キャリア共に上でありそれぞれ主戦場にしていた全日本プロレス、新日本プロレスからレンタルされていただけに一本負けは難しいところだったというのは分からなくはないですが、これでは井上&浜口が気の毒。

無理に3本勝負にする必要もなく「落としどころ」を見誤った感じです。

ロイヤルと原のNWA世界ジュニア・ヘビー級選手権試合は大会前に新日本プロレスの新間寿営業本部長と全日本プロレスの馬場から「NWA世界ジュニアは返上されておりロイヤルは王者ではない」とNWA加盟2団体からクレームが付き、ベルトもダニー・ホッジ、ヒロ・マツダ、ケン・マンテルが巻いたベルトとは違うレジー・パークス製と思われる急造ベルトでしたが、国際プロレスはロイヤルが「NWAのボブ・ガイゲル会長からの親書を持ってきた、ロイヤルはチャンピオンである」としてタイトルマッチを強行、14分45秒、両者リングアウトとなりました。

79年最後のシリーズは11月1日茨城県高萩市民体育館で開幕した「デビリッシュ・ファイト・シリーズ」で日本プロレス時代馬場のインターナショナル王座に挑戦して引き分けたモンゴリアン・ストンパー(アーチ・ゴルディ)、アレックス・スミルノフ、ジプシー・ジョーらが来日した他、AWAの帝王バーン・ガニアが5年ぶりに国際プロレスに登場。

ガニアと井上はこの時2回シングルマッチで対戦、11月12日新潟県小出郷体育館では14分33秒、回転エビ固めでガニアの勝ち。翌11月13日、新潟県三条市厚生福祉会館でガニアはR木村のIWA世界ヘビー級王座に挑戦、17分41秒、リングアウト勝ちでタイトルを獲得しています。

11月14日長野県諏訪湖スポーツセンターでは井上&浜口組が、2シリーズ連続参戦となる上田馬之助&元国際プロレスで井上の同期であり、海外修行に出てそのまま勝手にフリー宣言したヤス・フジイ(藤井康行)組と金網デスマッチによるIWA世界タッグ王座防衛戦を行っています。

井上にとってはフジイもストロング小林程ではないにしろ許し難い相手。15分21秒、上田がアンドレばりに両腕をロープに挟まれて動けない状態の中、孤立したフジイに反対側のリングロープを外して首をぐるぐる巻きにして井上と浜口、2人がかりの首絞め、デスマッチなので反則は取られずフジイはギブアップ、8度目の王座防衛を果たしました。

ガニアはこの日阿修羅・原とシングルで対戦、原のパワースラムを体勢を入れ換えての体固めでのフォール勝ち。

11月15日岐阜県飛騨高山市体育館でガニアは井上と再戦し19分6秒、リングアウト勝ち。5年ぶりの対戦はガニアの2戦2勝。11月16日和歌山県立体育館ではR木村とIWA世界ヘビー級王座防衛戦を行い13分53秒、リングアウト負けでベルトを明け渡して帰国しています。

IWAのタイトル戦でR木村と2回対戦したガニアですが井上も2回闘っており、グレート草津や浜口は対戦なし。ガニアにも気に入られ吉原功社長も井上には全幅の信頼を寄せていたと言えます。

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