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2024年08月07日07:18

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ストロング小林さん追悼最終章(770)

81年新日本プロレス「ブラディ・ファイト・シリーズ」開幕戦、8月21日埼玉県大宮スケートセンター(テレビ生中継、観衆3,000人満員発表)大会。

メインイベントは猪木&藤波辰巳組の師弟コンビがスタン・ハンセン&ピート・ロバーツ組と対戦したタッグマッチ60分1本勝負。9分56秒、藤波がPロバーツをジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールド(回転足折り固め)で破り、猪木&藤波組が勝利を飾っています。

セミファイナルはディック・マードックの新日本プロレス第1戦、タイガー戸口とのシングルマッチ45分1本勝負。

共に全日本プロレス出身者同士で何度も対戦しており2月の「エキサイト・シリーズ」で対戦したばかり。マードックの新日本プロレス第1戦は長州力、木村健吾、星野勘太郎などを当てた方が面白かったのでは?と思いますが、手の内のわかった者同士の対戦という新日本プロレスらしからぬ安全パイなマッチメイクでした。

試合は場外乱闘となり、今シリーズ裏切り者戸口制裁を公言していた上田馬之助が竹刀を持って乱入し戸口を攻撃、11分11秒、戸口の反則勝ちとなりました。上田はシリーズ参戦を強引に決めて翌日から試合に出場が決定しました。

セミ前は今シリーズからフル参戦のタイガーマスクがエル・ソリタリオとタッグを組んでブラソ・デ・オロ&ブラソ・デ・プラタ組のロス・ブラソスと対戦、15分15秒、タイガーマスクがプラタをダブルアーム・スープレックスからの体固めで破り、タイガーマスク&ソリタリオ組が鮮やかな勝利を飾りました。

この日の「ワールドプロレスリング」生中継は上記3試合が放送されています。

坂口征二はバッドニュース・アレンと2分50秒、両者リングアウトの引き分け、ジム・ドゥーガンは木村健を5分39秒、体固めで降しています。

長州はブラック・キャットを6分29秒、体固めで破り、星野&ジョージ高野組vs永源遙&藤原喜明組のタッグマッチは20分時間切れ引き分けとなりました。

今シリーズ、木戸修の名前がありませんが、プロレス人生初のメキシコ遠征に出ておりUWAのリングに上っています。

この8月21日は全日本プロレスの「スーパー・アイドル・シリーズ」第2戦が大宮にほど近い埼玉県浦和競馬場前駐車場特設リング大会が行われ、不世出の偉大なるプロレスラー、三沢光晴(当時19歳)がデビュー、越中詩郎と対戦し敗れています。

8月20日と22日の後楽園ホール大会の合間に行われた浦和の屋外大会、しかもマードックの新日本プロレス移籍第1戦と被った為、マスコミはみんな大宮に行ってしまい、「東京スポーツ」だけが三沢のデビュー戦をカメラに収めることに成功しています。

第2戦は8月22日群馬県桐生市民体育館(観衆2,500人発表)大会。メインイベントは猪木&藤波&長州組がハンセン&アレン&Pロバーツ組と6人タッグマッチで対戦。

1本目は6分3秒、長州がPロバーツをカナディアン・バックブリーカーでギブアップさせて先制、2本目は1分28秒、ハンセンが長州をウェスタン・ラリアートから体固め、決勝の3本目は1分16秒、猪木がアレンを体固めで破り2−1で猪木&藤波&長州組が快勝しています。

セミファイナルは72年4〜5月の日本プロレス「第14回ワールド・リーグ戦」以来9年ぶりの対戦となる坂口とマードックのシングルマッチ45分1本勝負で5分32秒、両者リングアウトの引き分け。

セミ前に組まれたのは戸口とドゥーガンのシングルマッチ30分1本勝負、10分5秒、戸口が体固めでフォール勝ちしています。

この日より試合に出場の上田は永源を2分36秒、体固めで撃破、ソリタリオは木村健に9分4秒、首固めでフォール勝ち。

タイガーマスクはメキシコでの長期遠征経験を持つ星野とタッグを組み、オロ&プラタ組のロス・ブラソスと対戦、12分17秒、タイガーマスクがオロを体固めで破りました。

新日本プロレスはUWAとの提携強化で藤波、木村健、タイガーマスク(佐山聡)はもちろんのこと(木村健と佐山は会社の方針でオポジションであるEMLLに送られた)猪木、坂口、ストロング小林、キラー・カーン(テムヒン・エル・モンゴル)今回の木戸、若手の小林邦昭らがメキシコ遠征に行っていますし、中にはグラン浜田のようにメキシコで家庭を持って生活の拠点を移した成功例もありますが、

70年代にメキシコでルードとして修行をしている星野、柴田勝久、北沢幹之(魁勝司)、全日本プロレスではマシオ駒、百田光雄、国際プロレスでは鶴見五郎の存在というのは貴重です。

なのでタイガーマスクのパートナーに関してはやはり新日本プロレスの中では役割を心得た星野の上手さが群を抜いており、もしこの時代にジュニア・タッグ王座があればタイガーマスク&星野組が一番王者チームに相応しいと思います。

藤原はG高野を14分13秒、体固めで破りました。
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