第251戦、8月24日発売号●【予想】初の兄弟揃い踏み来日のマスカラス兄弟がインタータッグ王座に挑戦、インターナショナル・タッグ選手権試合、馬場&鶴田組vsミル・マスカラス&ドスカラス組(78年全日本プロレス田園コロシアム)【正解】猪木とバックランドが初タッグを結成、猪木&ボブ・バックランド組vsスタン・ハンセン&ラリー・シャープ組(80年新日本プロレス田園コロシアム)【参考】2016年8月24日発売号は北米タッグ選手権試合、ジョニー・パワーズ&パット・パターソン組vs猪木&坂口征二組(73年ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアム)
今回は予想、正解とも夏休み終盤の田コロ決戦の話題、正解の新日本プロレスの田園コロシアムも選択肢の中にありましたが2週間前に80年8月9日の猪木、藤波辰巳が出場したニューヨーク・センチュリー・シェア・スタジアムでの大会を採り上げており、今回はマスカラス兄弟初登場の時の全日本プロレスの田園コロシアムを予想して外しました。
【予想解説】全日本プロレス、否、日本のプロレスの夏の風物詩、ミル・マスカラス&ドスカラスのマスカラス・ブラザーズが初めて兄弟揃って全日本マットに登場したのが78年「サマー・アクション・シリーズ2」「飛鳥仮面」ドスカラスが初来日しました。マスカラスの来日は71年2月の日本プロレスへの初来日から数えて丁度10回目。
このシリーズは珍しく九州地方から開幕、開幕戦の8月18日、鹿児島県立体育館ではマスカラスはザ・デストロイヤーのPWF認定USヘビー級王座に挑戦し2−1で勝ってタイトル獲得。
ドスカラスの初来日第1戦は淵(渕)正信とのシングルマッチで華麗なトペを披露、11分7秒にウラカン・ラナ(前方高角度回転エビ固め、公式決まり手はエビ固め)でフォール勝ちを収めています。
マスカラス・ブラザーズの日本初タッグ結成は流さんの「あの日あの時」2020年8月19日発売号でも採り上げられた第2戦の8月19日、鹿屋市体育館大会、メインイベントで鶴田&ロッキー羽田組と対戦し2−1で勝利を挙げました。
8月22日には後に「西の聖地」として2019年の閉館までプロレスファンに長く愛された博多スターレーンに初進出。
8月23日の愛知県小牧市民会館駐車場特設リングで初めて今シリーズ本州での興行開催となり、マスカラス・ブラザーズ東京初見参が8月24日の田園コロシアムとなりました。1年前の77年8月25日には同所で降雨の中鶴田vsマスカラスのUNヘビー級選手権試合をメインイベントに6,200人発表の観衆を集めて行われましたが、今回は天候にも恵まれプラス500人の6,700人を動員。
マスカラス・ブラザーズは東京初登場でいきなり馬場&鶴田組のインターナショナル・タッグ王座に挑戦(60分3本勝負)マスカラスは初来日時の71年3月2日、蔵前国技館でスパイロス・アリオンと組んで当時の王者チーム、馬場&猪木組に挑戦して以来約7年半ぶり2度目の同王座挑戦となりました。
1本目は14分55秒、マスカラスが鶴田をダブルアーム・スープレックスに入る体勢、リバース・チキンウィングからグランドに移行、両足を鶴田の足に掛けて揺さぶり攻撃。首、両腕、両足を決められた鶴田は逃げられずギブアップ、決まり手は逆風車固めでマスカラスが鶴田からギブアップ勝ち。
メキシコに数千種類存在すると言われる「ジャベ」の一つですが、後にNEO女子プロレスでタニー・マウス&宮崎有妃組のネオ・マシンガンズが見せる「恥ずかし固め」に酷似した技でした。
2本目に入ると王者組が体格差を活かして反撃。鶴田はマスカラスを豪快なジャイアント・スイングで振り回すとそのままカナディアン・バックブリーカーに担ぎ上げてで揺さぶるとマスカラスは堪らずギブアップ、6分15秒、鶴田がカナダ式背骨折りでマスカラスをギブアップさせて1−1。
決勝の3本目は3分10秒、鶴田がドスカラスをエアプレーン・スピン(飛行機投げ)からフォールに入るもドスカラスはカウント2で返す、鶴田のタッチを受けた馬場がドスカラスの身体を横抱きにするとサイド・スープレックスを決めて片エビ固め、2−1で馬場&鶴田組がタイトル3度目の防衛に成功しました。
3本目の馬場のサイド・スープレックスは馬場が軽量のドスカラスを「ポーン」という感じで軽く投げ捨てた感じで、ドスカラスには馬場&鶴田相手は荷が重かった感じで、私の日記では何回か書いていますが馬場も身体の小さなメキシカンとは手が合わない感じで呆気ない終わり方でした。
【正解解説】8月22日、品川プリンスホテル・ゴールドホールで開幕した新日本プロレスの「ブラディ・ファイト・シリーズ」。開幕戦メインイベントはバックランドのWWFヘビー級王座に猪木が挑戦。
両者の同タイトル戦は4月16日、フロリダ州マイアミビーチ・コンベンションセンター以来の対戦となり、21分24秒、コブラツイストの掛け合いから猪木がオーバー・ザ・トップロープを取られて反則負けとなっています。
5月23日、宮城県迫町体育館からバックランドは「第3回MSGシリーズ」に特別参加しましたが、この時はダスティ・ローデス、ハンセンとの外国人同士のWWFヘビー級選手権試合「夢の対決」が組まれ、猪木の王座挑戦はありませんでした。
4か月ぶりに実現したバックランドと猪木のタイトル戦、白熱した攻防が続きましたが場外乱闘となり、猪木、バックランドと因縁を持つハンセンと、8月9日、ニューヨーク・シェア・スタジアムのビッグマッチで猪木に敗れたLシャープが乱入、猪木、バックランド双方を襲撃しました。
場外カウント20の直前で猪木がリングに生還し20分31秒、猪木がリングアウト勝ちを収めましたがルールによりタイトル移動なし。
ハンセン、Lシャープの無差別テロ行為に試合をぶち壊されたバックランドも激怒、猪木に対して「タッグチームの結成」をテレビ生中継で呼びかけ、2日後の8月24日田園コロシアム(ノーテレビ)で急遽、メインイベントで猪木&バックランド組とハンセン&Lシャープ組というタッグマッチが実現しました。(60分3本勝負)
1本目は15分29秒、バックランドとハンセンが共に場外フェンスを超えてしまった為、両者フェンスアウトとなり1−1。決勝の2本目は3分2秒、バックランドがLシャープをハイアングル・アトミックドロップから体固めでフォールを奪い、2−1で猪木&バックランド組が初タッグ初勝利。
シリーズ開幕の1週間前の8月15日南青山の新日本プロレス事務所で新間寿営業本部長が「暮に『MSGタッグ・リーグ戦』を開催、参加チーム第1弾発表はハンセン&ハルク・ホーガン組」と記者会見を行ったばかりで、この時の初タッグが「帝王」
※対戦戦績は251戦45勝205敗、勝率179。
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