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2017年06月06日14:01

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(53)

試合開始のゴングが鳴りました。ウィリエム・ルスカは柔道着を脱ぎ、上半身裸の完全なプロレススタイル。

猪木はいきなり張り手からアリキック、しかしこれは当たりが浅い。ルスカは猪木を捕らえるとロープ際で胸にパンチの連打。しかし、このパンチが「ペチッ、ペチッ」という情けない音の為観客席からは早くも失笑の声が。

プロレスのパンチは実際のところパンチを降り下ろすのと同時に足でマットをドンドンと踏みつけて音を出しており、また80年代以降は自分の腕を叩いてパチンという音を出しています。それを同時にやって観客に不自然に感じさせないようにやるのがプロです。

プロレスラーになりきっていないルスカはその辺は出来ていないというより知らなかった感じです。

ルスカは投げから再び腕ひしぎ逆十字固め。しかしこれは猪木がルスカの左足を手でブロックして防御。

桜井さん「猪木君は回し蹴り(アリキック)を出していますけど、これ危険だと思うんですよ。今日に限っては。猪木君の蹴り足をルスカが捕らえてサンボのアキレス腱固めがあるんじゃないかと思うんですよね」

桜井さんはレスリングスタイルのルスカに対してサンボの関節技を出すことを期待しているような口ぶりです。

ルスカは首4の字固めに移行、これは猪木がロープエスケープし、猪木は投げからキーロックに移行。

舟橋アナ「猪木はサブミッション、キーロックを見せています」

桜井さん「今の切り返しは見事でしたねぇ!」

ルスカは懸命にロープヘ逃れてロープブレークとなりました。

舟橋アナ「2月6日の対戦の時はルスカはロープブレークは使ってなかったのですが今回は使ってましたねぇ!桜井さん、ルスカの一連の動きの中でゴッチとの特訓の成果が出ている部分はありますか!?」

桜井さん「今のキーロックの外し方は完全にゴッチ流ですねぇ」

勿論、ルスカはゴッチが猪木との一連の闘いで見せたようなキーロックをかけられた状態でリフトアップしコーナーポストに置くような高等戦術が出来る訳もないのですが、舟橋アナにコメントを求められて仕方なくという感じです。

猪木はルスカのバックを取ってダウンさせ、馬乗り状態でのスリーパーホールド。さらに幾多の対戦相手を戦意喪失させて来た右上腕と右肘を使っての「顔面ゴリゴリ」。これは効きました、ルスカが完全に嫌がっています。

桜井さん「猪木君の今の攻めもゴッチ流、まさにゴッチの弟子と弟子のぶつかり合いですねぇ!」

こう聞くとゴッチの弟子が技と技をぶつけ合うような高度なテクニック合戦を想像しがちですが実際は猪木とルスカには相当な差があったことは言うまでもありません。
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