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2026年01月20日05:27

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週プロ流智美あの日あの時予想2025年総括(14)

第385戦、4月9日発売号●【予想】井上、バションに敗れIWA世界王座転落、IWA世界ヘビー級選手権試合、マイティ井上vsマッドドッグ・バション(75年4月10日国際プロレス足立区体育館)【正解】テレビ獲得直後の猪木を支えた柴田勝久のルチャ殺法大公開、アントニオ猪木&柴田勝久組vsジャン・ウィルキンス&ジョセフ・モルナー組(73年新日本プロレス上田市民体育館)

【参考】2014年4月9日発売号はトップヒールの「又貸し」を受け入れた国際の大ミステーク!ラッシャー木村&マイティ井上組vs上田馬之助&マサ齋藤組(79年国際プロレス後楽園ホール)

【予想解説】74年10月7日越谷市体育館でスーパースター・ビリー・グラハムを破りIWA世界ヘビー級王者となったマイティ井上は、当時国際プロレスというか、日本プロレス界でも誰も着用していなかったサイケデリックな柄のショートタイツを着用、話題を集めています。

74年11月4日後楽園ホールではレイ・スチーブンスを2−1で破り初防衛。11月20日蔵前国技館大会のメインイベントはバーン・ガニアにビル・ロビンソンが挑戦したAWA世界ヘビー級選手権試合(1−1から両者カウントアウトで引き分け)でしたが、井上はセミファイナルで後に長くAWA世界ヘビー級王座に君臨するニック・ボックウィンクルとシングルマッチ45分3本勝負で対戦、2−1で勝利を収めました。

11月21日地元大阪府立体育会館ではAWA世界ヘビー級王者ガニアと自身が保持するIWA世界ヘビー級王座を賭けたダブル・タイトルマッチで対戦。特別レフェリーはロビンソンが務めています。

1本目は17分17秒、ガニアがスリーパー・ホールド、2本目は4分55秒、井上がサマーソルト・ドロップ2連発からの体固め、決勝の3本目は8分59秒、ガニアの放ったバックドロップから両者ダメージで場外転落、両者リングアウトとなり1−1の引き分けとなりました。

王者のまま年を越すことが確定した井上は「ゴング」75年2月新春特大号に全日本プロレスのPWFヘビー級王者の馬場、新日本プロレスのNWF世界ヘビー級王者の猪木と並んで3団体の王者として堂々と表紙を飾りました。

75年に入ると2月2日後楽園ホールで「英国の流血王」ダニー・リンチを大流血戦の末、2−1で破った後4月10日足立区体育館でマッドドッグ・バションの挑戦を受けました。1本目場外乱闘で井上は早くも額から流血。9分30秒、バションのコブラクラッチ(変型裸絞め)で絞め落とされてしまいました。

2本目は3分18秒に両者リングアウトとなり、2−1で井上が敗れベルト移動、バションが第10代王者となっています。

IWA世界ヘビー級王座は4月19日札幌中島スポーツセンターでラッシャー木村が金網デスマッチでバションを逆エビ固めに破って王座獲得。第11代王者に輝き、国際プロレスはR木村時代が到来、81年8月の団体崩壊までエースの座を全うすることになる訳です。

井上政権は僅か半年の短命に終わりましたが、IWA世界ヘビー級王座に対する執着はなく「肩の荷が下りてホッとした。自分のやりたいプロレスがこれで出来ると思った」と述懐。団体を背負うというタイプではなかったかも知れませんが、実際は馬場、猪木という稀代の大スターと比較対象にされるのが嫌だったのでしょう。

【正解解説】1月16日は新日本プロレス旗揚げメンバー、柴田勝久の命日(2010年1月16日没享年66歳)でした。柴田は1943年12月4日三重県桑名市出身、大相撲朝日山部屋の力士として柴田山の四股名で活躍。大相撲廃業後は日本プロレスに入門も猪木、豊登の東京プロレスに移籍、同団体の旗揚げ興行である66年10月12日蔵前国技館での中川弘戦でデビューも黒星を喫しました。

72年1月北沢幹之と共にメキシコに遠征中に来墨した猪木の要請で新日本プロレスに入団、旗揚げメンバーとなりました。3月6日大田区体育館での旗揚げ戦ではインカ・ペルアーノと引き分け。

黎明期の新日本プロレスでは猪木とのタッグに多く出場。5月11日初の大阪府立体育会館ではボブ・ボイヤー&ジョン・ハイドマン組を2−1で破っています。

本稿は前回正解の続きにはなりますが、採り上げた73年4月9日の上田市民体育館では猪木と組んでジャン・ウィルキンス&ジョセフ・モルナー組と対戦、1本目は10分28秒、柴田がモルナーを体固め、2本目は8分16秒、ウィルキンスが柴田を体固め、決勝の3本目は8分16秒、猪木がモルナーを体固めで破り2−1で猪木&柴田組が快勝。

メキシコ遠征時代に培ったルチャ・リブレ戦法は初期の新日本プロレスマットを大いに盛り上げました。

※対戦成績は385戦61勝324敗、勝率158。
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