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2024年10月21日18:21

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ストロング小林さん追悼最終章(839)

84年新日本プロレス「ビッグ・ファイト・シリーズ第1弾」は3月2日綾瀬市体育館で開幕。開幕戦から本隊の前田明(日明)、アニマル浜口、寺西勇の維新軍入りで孤立していたラッシャー木村の2人が無断欠場しています。

これで前田、R木村、剛竜馬の3選手が新日本プロレスから消えたことになり、噂された「第3団体」設立への動きが一気に加速していきました。

開幕戦のメインイベントは猪木&木村健吾組とボビー・ダンカン&エド・レスリー組のタッグマッチで猪木がレスリーを延髄斬りからの体固めで破り猪木&木村健組の勝利。

セミファイナルは藤波と初来日のサモアン1号、アファ・アノアイの息子、ワイルド・サモアンのシングルマッチで藤波がフライング・ボディアタックからの体固めで難なくフォール勝ちしました。

2月3日札幌中島体育センターでの襲撃事件以来、遺恨が深まった藤原喜明と長州力がシングルで対戦、藤原が鉄状の凶器を持ち出して長州を攻撃、これを見かねた維新軍の浜口、谷津がリングに上がり藤原にを袋叩き。ノーコンテストになりました、

第2戦、第3戦は3月3、4日の後楽園ホール土日2連戦で大塚直樹が代表を務める新日本プロレス興行の主催興行。3日の後楽園ホールでは佐野直喜、山田恵一の2人が同日デビュー。

新間寿が中心になって動いていた新団体はUWF(法人名ユニバーサル・プロレスリング株式会社)で3月8日に新宿区新宿2丁目の日伸ビルに事務所をオープンしました。代表取締役には新間の中央大学時代の先輩である乳飲料会社「サンフルト」を経営していた浦田昇が就任。

当初、新団体はフジテレビが4月4日で放送終了する「銭形平次」の後番組「スポーツスクランブル」の中で中継をするという話がありましたが、企画書にあった猪木、長州、タイガーマスクが参加しないということで放送は見送りとされています。

しかし、4月11日大宮スケートセンターで開幕し4月17日蔵前国技館までの「オープニング・シリーズ」の開催を発表、旗揚げシリーズのポスターは新間が中心となり「私はプロレス界に万里の長城を築く」「私は既に数十人のレスラーを確保した」のキャッチコピーと共に猪木、タイガーマスク、前田、R木村、長州、マサ齋藤、剛竜馬、藤原、高田伸彦、浜口、アンドレ・ザ・ジャイアント、ローラン・ボックハルク・ホーガン、ボブ・バックランド、ディック・マードック、アドリアン・アドニス、アブドーラ・ザ・ブッチャー、ポール・オーンドーフ、キラー・カーン、タイガー戸口らの顔写真がズラリと貼られています。

中央に「オープニング・シリーズ参加レスラー」として新間を恩人と仰ぐグラン浜田、新間と懇意だったメキシコのUWAからペーロ・アグアヨ、エル・シグノ&エル・テハノ&ネグロ・ナバーロのロス・ミシオネロス・デ・ラ・ムエルテ、スコルピオらの写真が小さく載っていました。

そんな中、前田はWWFのリングに上がるべく3月10日に渡米しています。

2月3日札幌中島体育センターでの藤原による長州襲撃事件以来、会社不信となり猪木とのタッグを拒否していた藤波はお家の大事に3月16日鹿児島県立体育館で猪木とのタッグを復活。長州&浜口組の維新軍と激突しノーコンテストとなりました。

3月21日には前83年12月に落成した当時の日本最大収容人員16,000人を誇る多目的ホールであった大阪城ホールに初進出。これは新日本プロレス興行の主催で新日本プロレスから見れば売り興行。

初の大阪城ホール開催にも関わらず、新日本プロレスが用意したカードは猪木&坂口組vsマードック&アドニス組、藤波vs谷津、藤原vs長州の再戦、という「地方のテレビマッチ」並のカードでしかもノーテレビ。

大塚社長以下営業マンは懸命にチケットを売りましたが、11,500人と満員には成らず。

セミ前の藤原と長州のシングルマッチ再戦は藤原が石灰の粉を長州の顔面に投げつけ、絞首刑用のロープで首を絞め上げるテロリストぶりを発揮しましたが長州がリキラリアット一発で逆転のフォール勝ち。

セミの藤波vs谷津の初のシングルマッチは維新軍の乱入により藤波の反則勝ちとなりました。

メインイベントの猪木&坂口組の黄金コンビとマードック&アドニス組の一戦は延髄斬りからの体固めで猪木がアドニスからフォール勝ち。試合後長州が乱入し猪木にリキラリアットを見舞い「どっちの首がたくさん切られるか、いつでもやってやるぞー!5対5で来い!」とマイクアピール、正規軍と維新軍の全面戦争をぶち上げました。

シリーズ最終戦、3月22日尼崎市記念公園体育館はテレビ収録あり。メインイベントは猪木&藤波&藤原組と長州&浜口&谷津組の6人タッグマッチが予定されていましたが、猪木の入場時イスを持った浜口と寺西が猪木を急襲、左肘をイスで滅多打ちにして猪木はダウン、戦闘不能で控室に運ばれてしまいました。

セミファイナルで木村健と組んでマードック&アドニス組と対戦した坂口が猪木の代わりに急拠、出場、坂口&藤波&藤原組vs長州&浜口&谷津組にカード変更。試合は荒れた展開となり、正規軍の反則勝ちに終わりました。
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