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2024年09月01日16:17

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ストロング小林さん追悼最終章(796)

81年10月8日新日本プロレス蔵前国技館「創立10周年記念興行第3弾 新日本プロレス対国際プロレス全面対決」メインイベント対抗戦大将戦猪木とラッシャー木村の60分1本勝負。

先に「リバース・オブ・ザ・ビート」のテーマ曲に乗りR木村が水色に唐獅子をあしらったガウンを着用して入場。セコンドにはかつての国際プロレスのエースであったストロング小林がついています。

次いで猪木が「炎のファイター」で背中に金色で「闘魂」の刺繍の入った白い縁で深紅のガウンで入場、大物日本人同士の他流試合は上田馬之助、マサ齋藤といったフリーでシリーズにレギュラー参戦している選手を除けば78年12月16日蔵前国技館でのプレ日本選手権優勝決定戦のヒロ・マツダ戦以来3年ぶり。

試合前にアブドーラ・ザ・ブッチャーが私服姿でリングに上がり「俺は猪木を倒すためにここのリングに来た、しかし一向にシングルマッチを受けてくれない、一日も早く対戦したい」とアピール。

ブッチャーはこの日二転三転しましたがディック・マードックとの対戦が組まれていました。(当初発表の永源遙vsマードックはさすがにダミーカードだと思われます)しかし、ブッチャーは直前になって「俺は猪木と対戦したい、俺の狙いは猪木の首だけだ」と対戦を拒否しました。

黒人差別主義者でブッチャーを嫌っているマードックが後から新日本プロレスに来るとは考えていなかったからか、実際はマードックが試合中に何か仕掛けて来る危険性を感じ、自分の商品価値を落とされない為にマードックとは対戦しませんでした。

そして全日本プロレスで何回か対戦経験のあったR木村を睨みつけると「お前なんか2分でKOしてやる」と毒づいて退場。

両選手のコールが終わり、いよいよ決戦のゴング、レフェリーは新日本プロレスのミスター高橋、サブレフェリーは国際プロレスの若松市政が務めました。

R木村はリング中央、猪木はR木村の後頭部にいきなり延髄斬りの奇襲、だが当たりは浅かった。このあたりは心理的駆け引きでしょう。さらに軽いフットワークからスタンディングでのアリキック、張り手、膝蹴りを見舞ってから首投げで投げつけ先手を取ります。

R木村もヘッドバットで反撃、ダウンした猪木にヘッドシザース、猪木はこれを抜けると寝転んだ状態でのアリキック、R木村はヘッドバット連発、ガクッと膝を着く猪木ですが頭の硬さには定評があり反撃、今度はR木村が張り手の連発。

猪木はR木村の膝関節に蹴りを入れるとはダウン、上半身の充実ぶりに対し、やはり足腰は脆く、猪木が軽く当てた蹴りでもバランスを崩してしまいます。

倒れたR木村に猪木は腕ひしぎ逆十字固め、R木村はロープへ逃れました。「てめぇ、来いこの野郎っ!」毒づく猪木にR木村が怒った。コーナーに詰めての張り手、逆水平チョップの連打、猪木はコーナーでダウン、R木村はストンピングで猪木の顔面を踏みつけます。

猪木はローキック、ミドルキックと打撃技を中心に反撃、R木村は打撃には慣れておらずひたすら耐えるのみ。猪木がR木村を場外に落としました。追う猪木。

しかし、場外で猪木を待ち受けていたR木村は猪木の額を鉄柱ヘ打ち付けます。猪木の額が割れて流血しました。リング上に上がるや猪木はR木村にショルダー・アームブリーカーから2度目の腕ひしぎ逆十字固め。R木村はロープに逃れます。だがエキサイトした猪木は逆十字を離さず、鬼の形相で絞め続けました。

レフェリーの高橋はゴングを要請、10分34秒、猪木の反則負けを宣しました。試合終了と同時に国際軍団のアニマル浜口と寺西勇がR木村を救援に入り、逆十字を掛けている猪木にストンピング、新日本プロレス勢と激しい小競り合い。

S小林がリングに上がりましたがどっちつかずの様相、大人しい性格のS小林には難しいかもわかりませんがこの時点で国際プロレス側につくということは新日本プロレスから言われていたと思われ、ここで猪木を襲撃していたら注目を浴びることが出来たかと思います。

対抗戦は2勝1敗で国際プロレスに軍配が上がりましたが完全決着とは成らず、次回に持越しとなりました。
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