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2023年12月25日22:43

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ストロング小林さん追悼(605)

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80年新日本プロレス「ビッグ・ファイト・シリーズ」第29戦、4月3日、蔵前国技館(テレビ収録、観衆9,500人発表)大会は前79年4月5日、東京体育館大会に続き「4大タイトルマッチ」として開催されました。私はこの興行は、会場で生観戦しています。

試合前に、前79年12月6日、蔵前国技館での猪木vsボブ・バックランドのWWFヘビー級選手権試合に介入、試合をぶち壊した原因を作ったとして新日本プロレスより6か月間の出場停止処分を受けてメキシコで試合をしていたタイガー・ジェット・シン(実際は新日本プロレスからのブッキングでメキシコに行っていた)が姿を現しました。

シンは2月17日、メキシコシティ・エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノスでカネックを破り、UWA世界ヘビー級王座を獲得。4月13日、同所で猪木の挑戦を受けることになっていました。

スーツ姿のシンはまず国技館の日本側の支度部屋に乱入し猪木を挑発。次いでリングに上がり「猪木よ、メキシコに来て俺と闘うのはやめておけ、再起不能になるぞ」と警告しています。

メインイベントは猪木がスタン・ハンセンに挑戦したNWFヘビー級選手権試合、時間無制限1本勝負。2か月前の2月8日、東京体育館ではエプロンに上がってきた猪木にリング内からダッシュしたハンセンが強烈過ぎるウェスタン・ラリアートを見舞い、17分12秒、リングアウトでハンセンが勝ち、新王者となっています。

試合は場外戦でハンセンが猪木にウェスタン・ラリアート、間一髪かわした猪木、ハンセンの左腕は鉄柱に誤爆、エプロンから素早くコーナーポスト最上段に昇った猪木は場外のハンセンめがけて3メートル急降下爆弾のダイビング・ニードロップ。

ハンセンの後頭部に猪木の左膝がヒット、リングインした猪木はエプロンに上がってきたハンセンにブレーンバスター、そのままカバーに入り、12分55秒、体固めでフォール勝ちし、猪木が55日ぶりに王座奪還に成功しています。

セミファイナルは団体対抗戦、王者、新日本プロレスの藤波辰巳に国際プロレスの阿修羅・原が挑戦したWWFジュニア・ヘビー級選手権試合61分1本勝負。

3日前の3月31日に元国際プロレスの先輩にあたる剛竜馬の挑戦を受けてWWU世界ジュニア・ヘビー級王座防衛戦を行った原ですが、内容はいいとこなく放送席に投げつけられての反則勝ち。さらに前79年5月6日、後楽園ホールでミレ・ツルノを破って同王座を獲得以来、9度の防衛のうち引き分けが6回、スッキリ勝ったのは79年10月4日、秋田市立体育館でのローラーボール・マーク・ロコとの再戦と1月14日、地元長崎国際体育館でのジプシー・ジョーとの再戦だけであり、厳しい評価が下されていました。

グラウンドレスリングが不得手なのを藤波は見抜いたか前半はグラウンドで原を懐に入れず技術の差を見せていきます。

ラフバウトに活路を見い出そうとする原は藤波の額を鉄柱に打ち付けて流血させると、肩に担ぎ上げてのブロックバスター(サモアン・スープレックス)、しかし、カウント2で返す藤波。藤波はグラウンドで原の腕を取ると、一気に三角絞め、12分56秒、原はギブアップ、藤波が9度目の防衛に成功しています。(公式決まり手は逆腕固め)

坂口征二&長州力組の北米タッグ王座にはアイアン・シーク&スーパー・デストロイヤー組が挑戦。(61分3本勝負)1本目は8分1秒、坂口がSデストロイヤーを逆エビ固め、2本目は3分52秒、長州がIシークをバックドロップからの体固めで破り、坂口&長州組が2−0のストレートで完勝。7度目の王座防衛を果たしました。挑戦者チームはシリーズ後半から終盤にかけて負けが込み、覇気のなさが目立ちました。

メキシコでライバル関係にあるグラン浜田にベビー・フェイスが挑戦したUWA世界ライト・ヘビー級選手権試合61分1本勝負。前79年4月5日、東京体育館ではUWA世界ジュニア・ライト・ヘビー級王座を賭けて対戦した両者ですが、この年は一階級上の王座を賭けて対戦、13分21秒、浜田がウラカン・ラナ(前方高角度回転エビ固め)でフォール勝ちし王座防衛を果たしました。

蔵前大会の「ワールドプロレスリング」は翌日の4月4日に川崎市体育館からの生中継がある為、4月11日に録画中継されました。また、藤波vs原戦には国際プロレスを放送する東京12チャンネルの「国際プロレスアワー」でも4月14日に放送されましたが、テレ朝の素材横流しではなく、ダイジェスト版でない映像が放送されています。

バッドニュース・アレンは木村健吾を4分35秒、体固めで破り、ストロング小林はマイク・グラハムと対戦しましたが、7分12秒、エビ固めでフォール負けを喫してしまいました。

木戸修&永源遙組とエル・グレコ&エル・セルヒオ組のロス・エクソティコスの対戦は7分40秒、永源がグレコを片エビ固めで破り、最後の蔵前のリングとなる山本小鉄は星野勘太郎とのヤマハ・ブラザーズで小林邦昭&ジョージ高野組と対戦、12分8秒、星野がエビ固めで小林邦を降し、ヤマハが勝利を飾っています。

※観戦チケットをアップ致しました。

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