新日本プロレスと全日本プロレスの年末興行戦争ですが、新日本プロレスは10月26日、後楽園ホール〜12月6日、蔵前国技館までの6週間のロングシリーズ「闘魂シリーズ」を豪華外国人メンバーを交代で参戦させて開催。+12月13日、京都府立体育館での「格闘技世界一決定戦」で国内の全日程を終了。
全日本プロレスはまず10月5日、横浜文化体育館〜11月8日、後楽園ホールまで「ジャイアント・シリーズ」を5週間開催した後、11月30日、後楽園ホール〜12月13日、蔵前国技館まで「世界最強タッグ決定リーグ戦」を2週間開催し全日程を終了、国内興行の終了は奇しくも同じ12月13日でした。時期的に乖離している興行もありますが比較してみたいと思います。
後楽園ホールは新日本プロレスが10月26日の「闘魂シリーズ」開幕戦の1回に対し全日本プロレスは「ジャイアント・シリーズ」が10月7日と最終戦の11月8日、「世界最強タッグ決定リーグ戦」の開幕戦の11月30日の3回開催。
新日本プロレスは「アメリカン・ドリーム」ダスティ・ローデスの新日本参戦第1戦で猪木&藤波組とローデス&ペドロ・モラレス組、長州力とパット・パターソンがセミファイナルで2,700人超満員発表。
全日本プロレスは10月7日、日曜日のノーテレビ興行で馬場&鶴田&タイガー戸口組とアブドーラ・ザ・ブッチャー&レイ・キャンディ&ビッグ・バッド・オー組の6人タッグマッチがメインイベントで2,300人発表と満員には成らず。
11月8日はハーリー・レイスにブッチャーが挑戦したNWA世界ヘビー級選手権試合、グレート小鹿&大熊元司組に天龍源一郎&高千穂明久組が挑戦したアジア・タッグ選手権試合の2大タイトルマッチで3,000人超満員発表。
11月30日は「世界最強タッグ決定リーグ戦」開幕戦の豪華入場セレモニー、ブッチャー&ザ・シーク組とワフー・マクダニエル&フランク・ヒル組、ミル・マスカラス&ドスカラス組のマスカラス・ブラザーズとミスター・レスリング&マスクド・ストラングラー組の公式戦で3,400人超満員発表となりました。
私は11月30日の全日本プロレス以外は、生観戦しており、新日本プロレスもローデス人気でぎっしり座席は埋まっており、立見客も多かったです。10月7日は新日本プロレスの勝ち、11月8日は互角、11月30日は最強タッグ人気で立見客の数で僅差で全日本プロレスの勝ちということでいいかと思います。
愛知県体育館は新日本プロレスの「ブラディ・ファイト・シリーズ」9月28日と1か月差ではありますが全日本プロレスが10月31日で、愛知県体育館ニアミス。
新日本プロレスは坂口征二&長州組にタイガー・ジェット・シン&マサ齋藤組が挑戦した北米タッグ選手権試合、猪木とマスクド・スーパースターのシングルマッチで6,500人発表、全日本プロレスはハーリー・レイスに馬場が挑戦したNWA世界ヘビー級選手権試合で4,500人発表。世界最高峰のNWA世界戦を持ってしても全日本の名古屋は客が入らず、愛知県体育館は新日本プロレスの勝利。
札幌中島スポーツセンターは新日本プロレスが11月1日、全日本プロレスが12月3日と1か月空きましたがニアミス。
新日本プロレスは猪木にローデスが挑戦したNWFヘビー級選手権試合がメインイベントでしたが、初シングル対決ということで注目カードだったにも関わらず4,000人発表と振るわず。
やはり地方の観客にはローデスは感情移入しづらいプロレスラーだったか、「東京スポーツ」、「プロレス」、「ゴング」といった専門誌(紙)を熟読しているマニアの多い首都圏向けカードだったか?いきなり蔵前国技館はハードルが高くても、品川プリンスホテル・ゴールドホールあたりなら満員にできたのではないでしょうか。
全日本プロレスは馬場&鶴田組とブッチャー&シーク組、マスカラス&ドスカラス組のマスカラス・ブラザーズとワフー&ヒル組の公式戦で7,800人超満員発表で「最強タッグ」ブランド強く全日本プロレスの圧勝に終わりました。
大阪府立体育会館は新日本プロレスが12月4日、全日本プロレスが12月7日。新日本プロレスは3大決戦、猪木にモラレスが挑戦したNWFヘビー級選手権試合、藤波辰巳にグレッグ・バレンタインが挑んだWWFジュニア・ヘビー級選手権試合、ボブ・バックランドvsシンのスペシャルシングルマッチで7,000人発表。
全日本プロレスはドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクスvsミル・マスカラス&ドスカラス組のマスカラス・ブラザーズの夢の兄弟対決の公式戦で6,500人発表。
79年新日本プロレス府立の7,000人発表は2月6日の猪木vsミスターXの「格闘技世界一決定戦」の9,900人超満員発表がダントツ1位で、5月30日、猪木vsアンドレ・ザ・ジャイアント、藤波にカネックが挑戦したWWFジュニア・ヘビー級選手権試合と2位タイスコア。
全日本プロレスの府立6,500人発表はこの年1位で、500人差であれば水増し発表の範疇ではありますが後発が先発より少なく発表する時は実際は発表以下であることが考えられ、僅差で新日本プロレスに軍配が上がったと言えます。
蔵前国技館は新日本プロレスが12月6日、全日本プロレスが1週間後の同じ木曜日、12月13日となりました。
新日本プロレスは猪木とバックランドのWWFヘビー級選手権試合で9,500人発表と満員には成らず。全日本プロレスはザ・ファンクスとブッチャー&シーク組、馬場&鶴田組vsマスカラス・ブラザーズの2大公式戦で12,500人超満員発表で、こちらは私は両方生観戦していますが、空席のあった新日本プロレスとぎっしり超満員の全日本プロレスでは実数でも勝敗は明らかで、黄金カードを持ってきた全日本プロレスが76年から4年連続、年末東京興行戦争には完勝しています。
ただし、年間を通して新日本プロレスは東京体育館1回、蔵前国技館4回の開催、全日本プロレスは蔵前国技館は年末の1回のみに、品川プリンスホテル・ゴールドホールは共に1回ずつとなっており、トータルでは新日本プロレスが全日本プロレスを大きく引き離しています。
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