78年新日本プロレス「MSGシリーズ」もいよいよ大詰め、第30戦、5月26日、香川県高松市民文化センター(テレビ生中継、観衆4,000人超満員発表)大会。
この日からWWWFヘビー級王者、ボブ・バックランドが待望の特別参加。バックランドは若手時代の75年2〜3月の全日本プロレス「エキサイト・シリーズ」に一番下のポジションで来日し、大出世を遂げての3年2か月ぶり通算4度目の来日となりました。
バックランドはルー・テーズを彷彿とさせる黒のクラシックなガウンを着用しタオルを持って入場、メインイベントでトニー・ガレアと組んで猪木&木戸修組と対戦。先発は木戸とバックランド、バックランドは試合開始早々、木戸のバックを取るといきなりジャーマン・スープレックスホールド、僅か36秒でフォール勝ちし1本目を先取しました。
2本目は、10分39秒、猪木が切り札卍固めでガレアを仕留め、タイスコアに追いつきましたが決勝の3本目も5分6秒、バックランドが木戸を滞空時間の長いハイアングル・アトミックドロップからの体固めで破り、バックランドが1人で木戸から2フォールを奪って2−1でバックランド&ガレア組の勝利。強烈な新日本プロレスデビュー戦を飾りました。
この日の決勝リーグ戦公式戦は3試合、セミファイナルは、坂口征二とアンドレ・ザ・ジャイアントの一戦、坂口はこの試合で両者リングアウトかアンドレの暴走を誘っての反則勝ち、最終公式戦の上田馬之助戦で両者リングアウトもしくは反則勝ちを拾えば30点となり、猪木を抑えて単独2位で優勝決定戦に進出出来ます。
しかし、大巨人の牙城を崩せず10分54秒、アンドレがリングアウト勝ちし32点で1位通過が確定、坂口は連日の無得点試合で24点となりました。
セミ前の藤波辰巳と上田馬之助の公式戦は2分57秒、藤波が電光石火のエビ固め(スクールボーイ)でフォール勝ちしクイックながら上田から今リーグ戦唯一の5点勝ちを奪って25点、上田は10点。テレビ生中継は上記3試合を放送。
長州力vsバグジー・マグローの公式戦は7分28秒、体固めBマグローが勝ち、Bマグローは15点でリーグ戦の日程を終了、長州は9点でリーグ戦終了しました。
第31戦の5月28日、愛媛県宇和島市営闘牛場(観衆3,500人満員発表)大会で今シリーズ2度目の猪木&藤波組の2人だけのタッグが実現、アンドレ&トニー・ガレア組と対戦。
1本目は19分54秒に藤波とアンドレが両者リングアウトとなり1−1。決勝の2本目は3分18秒、藤波がガレアを回転足折り固め(ジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールド)でガレアを破り2−1で猪木&藤波組が勝利を飾っています。
公式戦はニコリ・ボルコフとチーフ・ジェイ・ストロンボーの一戦、4分7秒、ボルコフがベアハッグでストロンボーをギブアップさせて勝利、14点でリーグ戦日程終了、ストロンボーは全敗の0点でリーグ戦終了。このメンバーでは全敗は仕方ないですが、無気力な試合が多かったと思います。
第32戦の5月29日、岡山武道館(観衆3,400人発表)大会、公式戦最終日、まずはセミ前で藤波とアンドレが対戦、藤波はスピーディーな動きで試合を掻き回したものの、5分24秒、ジャイアント・プレスからの体固めでアンドレがフォール勝ちし37点で堂々の1位でリーグ戦終了(ストロンボーには不戦勝)。藤波は25点ではリーグ戦終了です。5つのフォール勝ちは全てクイックという藤波らしさ全開でした。
公式戦最終試合、坂口と上田の対戦、猪木との再戦を乱入によりぶち壊された坂口にとって上田は憎き相手、5点勝ちを奪って猪木と同点となり優勝決定戦進出者決定戦に臨みたいところでしたが、6分15秒、上田の反則負けとなり坂口は4点追加の28点でリーグ戦終了、1点差で決勝進出成らず。上田は10点となりました。
これにより5月30日、大阪府立体育会館での優勝決定戦は1位37点のアンドレと2位29点の猪木の対戦となりました。
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