78年新日本プロレス「MSGシリーズ」は決勝リーグ戦に突入、前年の「ワールド・リーグ戦」までとは得点のカウントが大幅に変わりました。○勝ち5点、 ◇反則勝ち、☆リングアウト勝ち4点、□不戦勝5点、△引き分け(時間切れ、時間内とも)2点、●◆★■あらゆる負け、▲無効試合、没収試合0点というもの。試合時間は45分1本勝負。
リーグ戦得点上位2名による優勝決定戦が5月30日、大阪府立体育会館大会で行われます。
決勝リーグ戦初日となったのは第17戦、5月11日、福岡九電記念体育館(テレビ収録、観衆7,000人超満員発表)大会。メインイベントではいきなり猪木とアンドレ・ザ・ジャイアントの頂上対決が実現、アンドレの巨体をフルに活かした攻撃で猪木は苦戦、17分26秒、アンドレの倒れ込み式のダイビング・ヘッドバットを左肩に直撃された猪木は転がりながら場外に転落、そのまま動けなくなり、アンドレがリングアウト勝ちを飾りました。アンドレは4点、猪木は0点スタート。
この試合はテレビ朝日「ワールドプロレスリング」で翌5月12日、録画中継されている他、この年の11月に松竹配給、富士映画、三協映画制作の「格闘技世界一・四角いジャングル」でも上映され(実況はなし)、全国の映画館の大スクリーンでアンドレの暴れっぷりを見ることが出来ました。
私は劇場で鑑賞しましたが、観客の反応が一番あったのがこの福岡での猪木vsアンドレ戦。アンドレが試合中に出す「ハイ、ディヤー!」という野太い声がドルビーサウンドで聞けたのは怪獣映画顔負けの大迫力でした。
セミファイナルは公式戦外で、地元坂口征二と上田馬之助がシングルマッチ45分1本勝負で対戦、4分2秒、ノーコンテスト。
九州サーキットから本州に移動、第18戦、山口県宇部市体育館(観衆2,300人発表)大会、公式戦はニコリ・ボルコフが長州力を12分8秒、体固めで5点、長州は予選トーナメントに次いでボルコフに連敗し0点。バグジー・マグローとチーフ・ジェイ・ストロンボーの外国人対決は7分57秒、体固めでBマグローが勝ち5点獲得、ストロンボーは0点。
第19戦の5月13日は静岡県沼津市民体育館(観衆3,000人満員発表)大会。公式戦は初戦黒星発進の猪木がボルコフを11分2秒、体固めで破り5点を獲得。ボルコフは5点、アンドレは長州力を4分10秒、ジャイアント・プレスからの体固めで圧殺し9点、長州は0点。
猪木との再戦に燃える坂口は初戦はBマグローと対戦、9分11秒、片エビ固めで手堅く5点を挙げましたBマグローは5点。
第20戦、5月15日、長野県営体育館(観衆2,500人発表)大会、藤波が決勝リーグ戦初登場、Bマグローと対戦、9分31秒、回転エビ固めに丸め込み5点の白星発進、Bマグローは5点。
第21戦、5月16日、埼玉県秩父市秩父宮記念体育館(観衆2,800人満員発表)坂口がボルコフと対戦し12分36秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちし10点、ボルコフは5点。藤波vsストロンボーは2分47秒、エビ固めで速攻のフォール勝ちで10点、この時期はまだ「スクールボーイ」という呼び方は日本には定着していませんでしたがおそらくこの技。ストロンボーは0点のまま。長州は上田に4分15秒、反則勝ちで初日を出して4点を獲得しました。上田は0点スタート。
第22戦、5月17日、宇都宮・栃木県体育館(観衆3,800人満員発表)大会では後々、正規軍対維新軍、世代交代対決などで幾多の激闘を繰り広げることになる猪木vs長州が記念すべき初対決、8分43秒、アバラ折り(コブラツイスト)で猪木のギブアップ勝ち。まだまだ力の差、経験の差は歴然としていました。猪木は10点、長州は4点。上田とBマグローの対戦は6分12秒、片エビ固めで上田が勝ち5点獲得。Bマグローも5点。
第23戦、5月18日、山形県酒田市営体育館(観衆2,300人発表)大会。ここでは、後の「名勝負数え唄」藤波と長州が初の対戦、13分29秒、藤波がジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールドで長州をフォールし15点獲得。長州は4点。
Bマグローvsボルコフの「外国人ナンバー2決定戦」は9分11秒、体固めでBマグローがフォール勝ち。私は実力的にはボルコフの方が上だと思います。
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