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2022年11月01日19:03

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ストロング小林さん追悼(299)

77年新日本プロレス「アジア・チャンピオン・シリーズ」中盤戦、東北地方ヘ移動し第14戦は7月8日、福島市体育館(観衆3,500人満員発表)大会。

メインイベントは坂口征二&マサ齋藤の明大同期の桜コンビがタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組と対戦。後に狼軍団として結託することになるM齋藤と上田は初対決。

1本目は11分46秒、両チームリングアウトで1−1。決勝の2本目は4分57秒、TJシンがM齋藤を体固めで破りTJシン&上田組が2−1で勝利。

猪木はセミファイナルに登場、ブラック・ゴールドマンとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、8分43秒、弓矢固めでギブアップ勝ちを奪っています。

頚椎捻挫の為、全治1週間と診断され、7月6日美濃加茂、7日箱根の2大会を欠場したストロング小林が強行出場。この日はガマ・シンとシングルマッチで対戦し3分45秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちを果たしましたが、首の調子は如何なものか…。

木戸修とエル・ゴリアスの一戦は10分36秒、体固めでゴリアスのフォール勝ち、長州力はタルバー・シンを5分35秒、体固めで破り、山本小鉄はモハン・シンを6分1秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップさせました。

第15戦は7月9日、青森県十和田市体育館(観衆2,500人発表)大会。

メインイベントは猪木&長州組がゴリアス&ゴールドマン組と対戦、1本目は13分26秒、長州がゴリアスを回転エビ固めに丸め込んで先制、2本目は3分11秒、猪木がゴリアスを体固めで破りゴリアスが2本取られて猪木&長州組が2−0でストレート勝ち。

セミファイナルは坂口とTJシンのシングルマッチ45分1本勝負。7分6秒、TJシンがあっさり10分足らずでフォール勝ち。このシリーズはTJシン、ゴリアス、ゴールドマン以外は手応えのない外国人選手が多く、そういった意味でも日本側ナンバー2の坂口が内容のある試合をせねばならないと思いますが…。

M齋藤はガマ・シンを9分53秒、体固めで破り、木戸はモハン・シンを5分9秒、逆エビ固めでギブアップさせました。

S小林の試合記録が熱戦譜で発見出来ませんでしたが、タルバー・シンも試合記録がなく、7月9日は土曜日であり、翌10日の日曜日の「東京スポーツ」は休刊日。

11日月曜日発行(12日付)にの東スポには十和田大会の試合結果は掲載されず、当時の土曜日の試合結果は月曜日にはたまにしか載らず(全日本プロレスのテレビ生中継のビッグマッチなどは載せられている)、見つけることが出来ませんでした。S小林とタルバーが試合をしたか、あるいは首の捻挫の具合が思わしくなく欠場し、タルバーも試合が組まれなかったかのどちらかでしょう。

星野勘太郎と永源遙のシングルマッチは20分時間切れ引き分け。小鉄は藤原喜明を11分45秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップさせています。

7月10日、青森県黒石市御幸公園特設リング大会は雨天の為、延期。

第16戦、7月11日、青森県むつ市体育館(観衆3,200人超満員発表)大会。

メインイベントは猪木に星野&小鉄組のヤマハ・ブラザーズがトリオを結成し、TJシン&上田&ガマ・シン組と対戦した6人タッグマッチ。日本側は小鉄が巡業から外され初めるようになってからは珍しい組合せとなりました。

1本目は14分13秒、小鉄が上田に反則勝ち、2本目は7分11秒、星野がガマを回転エビ固めで破り、結果も珍しく猪木が1本も取らずに猪木&星野&小鉄組のトリオが2−0のストレート勝ち。

セミファイナルは坂口とモハン・シンのシングルマッチ45分1本勝負で7分43秒、逆エビ固めで坂口のギブアップ勝ちとなりました。

S小林はセミ前に登場、小煩いゴリアスとシングルマッチで対戦し10分20秒、片エビ固めで勝利。木戸とゴールドマンの一戦は9分4秒、体固めでゴールドマンに軍配が上がりました。長州は藤原喜明を11分12秒、逆エビ固めでギブアップさせました。

第18戦、7月12日は10日に雨天順延となった黒石市御幸公園特設リング大会の振替日となりましたが、会場は屋内の黒石市体育館(観衆2,500人発表)に変更して行われました。

メインイベントは猪木&木戸組がゴリアス&ゴールドマン組と対戦、1本目は14分、木戸がゴールドマンを回転エビ固め、2本目は2分11秒、猪木がアバラ折り(コブラツイスト)でゴリアスからギブアップを奪って2−0で猪木&木戸組のストレート勝ちとなりました。

セミファイナルはM齋藤とTJシンの今シリーズ4度目のシングルマッチ45分1勝負。過去3戦してTJシンの3勝でしたが、この日はTJシンが暴走し9分48秒、M齋藤が反則勝ちを拾っています。

坂口はタルバー・シンを6分25秒、片エビ固めで破り、長州と上田の2度目のシングルマッチは7分22秒、長州の反則勝ち、S小林はモハン・シンを5分45秒、逆エビ固めでギブアップさせました。

東北から北海道サーキットに入った新日本プロレス一行、第18戦は函館市民体育館(観衆3,500人満員発表)大会。

メインイベントは猪木&M齋藤組vsTJシン&上田組。1本目は14分17秒、両チームリングアウトで1−1。決勝の2本目は2分28秒、TJシンがM齋藤をコブラクローで降してTJシン&上田組が2−1で勝利を飾っています。

セミファイナルは坂口とタルバー・シンのシングルマッチ45分1本勝負で6分25秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちを奪いました。

S小林はセミ前に出場、ガマ・シンを7分32秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップさせ、星野とゴリアスの一戦は8分45秒、ゴリアスが体固めで勝利。前回の7月5日、飯山大会でのシングルマッチは星野が勝っており、1勝1敗です。

ゴールドマンは永源を8分12秒、体固めで破り、長州はモハン・シンを4分32秒、体固めで降しています。

第19戦、7月14日、小樽市総合体育館(観衆3,000人満員発表)大会。

メインイベントは猪木&坂口組の黄金コンビがTJシン&ガマ・シン組と対戦、1本目は11分20秒、両チームリングアウトで1−1。決勝の2本目は4分16秒、猪木がガマを体固めで破り2−1で猪木&坂口組の黄金コンビに凱歌が上がっています。

セミファイナルはシングル初顔合わせとなる注目のM齋藤と上田の一匹狼対決45分1本勝負。12分4秒、M齋藤の反則勝ち。

S小林はセミ前に出場し、タルバー・シンに9分16秒、逆エビ固めでギブアップ勝ち、長州はゴールドマンを8分32秒、逆エビ固めで降し、木戸vsゴリアスは10分40秒、体固めでゴリアスの勝ち。永源はモハン・シンに6分2秒、逆エビ固めで勝利。セミ前以下の4試合中3試合の決まり手が逆エビ固めなのも創意工夫がされていないというか…。

第20戦、7月15日、札幌中島スポーツセンター(テレビ生中継、観衆5,000人発表)大会。

メインイベントは坂口&S小林組にTJシン&上田組が挑戦したアジア・タッグ選手権試合。過去両チームは北米タッグ王座を巡って3度対戦し、坂口&S小林組の2敗1ノーコンテストという成績ですが、内容は坂口&S小林組のボロ負けです。

頚椎捻挫の怪我がまだ癒えないS小林の分もカバーしようと坂口が試合開始のゴングと同時に珍しく先制攻撃。1本目は僅か3分17秒、坂口がジャンピング・ニーアタックからTJシンを体固め。

しかしその後がまずかった。2本目に入るとTJシンと上田は勝ち急ぐ坂口を自軍コーナーに捕まえ集中攻撃、レフェリーの死角をついて凶器のスパナを持ち出し坂口の頭部を殴りつけ、リングロープを外して坂口の首を絞める反則攻撃、さらに場外でも2人がかりでスパナと椅子を使って坂口を痛めつけ、坂口はリング下で完全にダウン、18分19秒、シンが坂口にリングアウト勝ち。

決勝の3本目は坂口が戦闘不能状態となり、試合放棄。2−1でシン&上田組が勝ちベルト移動、第2代アジア・タッグ王者となりました。

セミファイナルを終えた猪木が上半身裸で入ってくるや、シンと上田は場外に降りて本部席にあったベルトを高々と掲げて控室へと逃走。

猪木は「お前がだらしないからだ!」とばかりS小林に張り手を見舞い一触即発となりましたが、S小林はレフェリーの不手際だと指を刺してアピールしたにとどまりました。そういうところは優しい性格のS小林…。

北米タッグ王座に次いで、アジア・タッグ王座も奪われて無冠になってしまった坂口&S小林組。7月28日、福岡九電記念体育館で予定されていたダブル・タイトルマッチは、坂口&S小林組がシン&上田組の北米&アジアの両タッグ王座に挑戦すると発表されています。

セミファイナルは猪木がゴリアスと対戦するシングルマッチ45分1本勝負。この試合で猪木は右足でゴリアスの左腕と左足をフックし、両腕でゴリアスの右腕を絞り上げるストレッチ技を初披露、ステップオーバー・アームストレッチと呼ばれましたが、「東京スポーツ」によって「新卍固め」と命名されました。テレビ生中継はセミとメインの2試合を放送。

M齋藤はゴールドマンを10分20秒、体固めで破り、長州はガマ・シンを4分2秒、体固めで降し圧勝。藤原vsタルバー・シンは9分8秒、体固めでタルバーが勝ちました。

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