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2022年03月23日05:39

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ストロング小林さん追悼(76)

73年国際プロレス「ダイナマイト・シリーズ」、4月29日、群馬県藤岡市かぶら鉱泉広場特設リング(観衆3,000人満員発表)大会のメインイベントで面白い記録が出ています。

ストロング小林&グレート草津の前IWA世界タッグ王者コンビに寺西勇を加えたトリオがマッドドッグ・バション&ラーズ・アンダーソン&ボブ・ラムステッド組と対戦、1本目に12分8秒、寺西がバションから片エビ固めで殊勲のフォール勝ちを収めています。2本目は5分17秒、バションが寺西を体固め、決勝の3本目は7分12秒、小林が逆エビ固めでアンダーソンをギブアップさせて2−1で小林&草津&寺西組の勝利。

寺西は前72年、5月にはタッグながらモンスター・ロシモフから逆片エビ固めでギブアップを奪い、10月にはビル・ロビンソンからも1本フォールを取っており、またしても大物食いをやってのけました。

セミファイナルはラッシャー木村とイワン・コロフのシングルマッチ45分3本勝負。1本目は7分12秒、コロフがカナダ式背骨折り、2本目は1分2秒、木村が逆エビ固め、決勝の3本目は4分5秒、両者リングアウトとなり1−1のドロー。

エドワード・カーペンティアはマイティ井上とシングルマッチで対戦、12分58秒、エビ固めで丸め込みフォール勝ち、ザ・カナディアンは大磯武を11分47秒、逆片エビ固めでギブアップさせ、田中忠治とターザン・タイラーは7分44秒田中の反則勝ちとなりました。

4月30日、足立区体育館(テレビ収録、観衆2,500人満員発表)大会、メインイベントでは新IWA世界タッグ王者チーム、コロフ&バション組に小林に代わって欧州遠征帰りの木村が草津と組んで挑戦。

1本目は10分2秒、コロフが木村をカナダ式背骨折り、2本目は10分9秒、外国人組の反則勝ちとなり、2−0のストレート勝ちでコロフ&バション組が初防衛に成功しました。

セミファイナルは前日の藤岡大会と同一カード、井上とカーペンティアが45分3本勝負で一騎討ち。1本目は4分23秒、井上が片エビ固め、2本目は8分1秒、カーペンティアが体固め、決勝の3本目は3分42秒、井上が片エビ固めで取り、2−1で井上が大物カーペンティアから2フォール奪って勝利を収めています。

小林はLアンダーソンとシングルマッチで対戦、14分6秒、逆エビ固めでギブアップ勝ち、タイラー&カナディアン組と寺西&大磯組のタッグマッチは17分35秒、タイラーが寺西を体固め。田中はラムステッドとシングルマッチで対戦、12分33秒、アバラ折り(コブラツイスト)でギブアップ勝ちを奪いました。

5月14日、千葉県船橋ヘルスセンターローラースケート場(テレビ収録、観衆2,800人発表)大会。メインイベントは足立大会の再戦、コロフ&バション組のIWA世界タッグ王座に木村&草津組が連続挑戦。前回よもやのストレート負けを喫しているだけに今回ベルト奪還に失敗すれば海外流出の危機。

1本目は4分25秒、両チームリングアウトの引き分け、決勝の2本目は11分49秒、木村が欧州遠征中に修得した(とされる)人間風車ダブルアーム・スープレックスからの体固めでコロフからフォール勝ち。2−1で木村&草津組が王座獲得、第10代王者チームとなっています。

小林は金網デスマッチでLアンダーソンと対戦、23分50秒、カウントアウト勝ち。寺西とラムステッドのシングルマッチは11分30秒、体固めで寺西の勝利。井上&大磯組とタイラー&カナディアン組は16分32秒、井上がタイラーを逆エビ固めでギブアップさせ、井上&大磯組が勝利を飾りました。

シリーズ最終戦、5月15日、埼玉県大宮スケートセンター(テレビ収録、観衆3,500人満員発表)大会。メインイベントは小林のIWA世界ヘビー級王座に、元WWWF世界ヘビー級王者、「ロシアの怪豪」コロフが挑戦。1本目は2分14秒、コロフがカナダ式背骨折りで先制、2本目は4分13秒、小林がブレーンバスターから体固め、決勝の3本目は2分32秒、小林がバックドロップからの体固めでコロフを倒し、21度目のタイトル防衛に成功。

これまでのタイトル防衛日本記録である馬場のインターナショナル王座連続防衛(65年11月〜68年4月)の21回に並びました。

試合後の控室で小林は羽村市の料亭の令嬢との婚約を発表、年末にはTBS「TWWAプロレス中継」メインスポンサーである大正製薬の上原正吉会長夫妻の媒酌でホテルニューオータニで挙式と報道されましたが、話は自然消滅、破談になったかと思われます。

金網デスマッチで木村はバションと対戦、22分18秒、カウントアウト勝ち。草津は井上と組んでカーペンティア&Lアンダーソン組とタッグマッチ45分3本勝負で対戦、1本目は11分47秒、カーペンティアが草津を体固め、2本目は3分33秒、井上がカーペンティアをエビ固め、決勝の3本目は5分5秒、草津がアンダーソンをアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせ2−1で草津&井上組の勝利。

カーペンティアはこれが最後の来日となりました。年齢的には47歳と衰えが目立ちましたが、井上、寺西など体格の同じ位の選手との対戦では本領を発揮しました。75年1月に新日本プロレス、80年10月に国際、81年10月には全日本プロレスが来日を発表しましたがいずれも来日中止に。脱税で禁固刑を受けており、居住地であったカナダ政府からの出国許可が降りなかったのがその理由と言われています。

寺西とカナディアンのシングルマッチは10分2秒、寺西の反則負け、田中とタイラーは11分26秒、体固めで田中が勝ちました。67年に日本プロレスに来日した時はビル・ワットと組んで馬場&吉村道明組からインターナショナル・タッグ王座を奪ったタイラーでしたがレスラーとしてのピークは超えていました。

ラムステッドは羮成英を7分40秒、体固めで降しています。
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