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2022年03月04日05:43

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ストロング小林さん追悼(57)

国際プロレス史上、最も超豪華な外国人レスラーを集結させた72年「第4回IWAワールド・シリーズ」中盤戦〜後半戦の模様です。4月17日、福岡九電記念体育館(テレビ収録、観衆4,000人満員発表)大会。

メインイベントはサンダー杉山&ラッシャー木村&大磯武組とドン・レオ・ジョナサン&ジョージ・ゴーディエンコ&アリババ・マルスターニ組が対戦した6人タッグマッチ。1本目は12分1秒、ジョナサンが杉山を体固め、2本目は3分20秒、杉山がゴーディエンコを体固め、決勝の3本目は3分2秒、杉山がマルスターニを体固めに決め、杉山はジョナサンにはフォールを奪われましたが、ゴーディエンコ、マルスターニから連取して2−1で杉山&木村&大磯組が勝っています。

セミファイナル以下は公式戦が3試合行なわれ、セミがCブロック公式戦、ストロング小林とホースト・ホフマンの一戦、20分時間切れ引き分けの後延長戦4分43秒、体固めで小林が勝って2連勝。Bブロック公式戦、モンスター・ロシモフとティト・コパの凸凹対決、身長220cmのロシモフと165cmのコパはユーモラスな攻防もありましたが、17分28秒、体固めでロシモフの勝利。

Aブロック公式戦、イワン・バイテンとレイ・ゴールデン・アポロンのマニア向けの渋いカードは15分1秒、アポロンが体固めでフォール勝ちしました。公式戦外ではバロン・フォン・ラシクが寺西勇を8分54秒、頭蓋骨掴み(ブレーンクロー)で破っています。

4月18日、長崎県佐世保市体育館(テレビ収録、観衆3,500人満員発表)大会、メインイベントでは木村&寺西組がラシク&バイテン組と対戦。1本目は12分50秒、ラシクが寺西を背骨折り、2本目は2分30秒、日本組の反則勝ち、決勝の3本目は6分45秒、寺西がバイテンを回転エビ固めで破り、2−1で木村&寺西組が勝ちました。 

セミファイナル以下は公式戦が3試合組まれました。セミのBブロック公式戦、杉山とロシモフの対戦は15分11秒、ロシモフのリングアウト勝ち。Cブロック公式戦、小林はマルスターニと対戦、10分50秒、体固めで勝利。これで小林は公式戦3戦全勝、6点で予選1位通過、Cブロック代表として決勝トーナメント出場が決まりました。

同じくCブロック公式戦、ホフマンとゴーディエンコの注目の外国人対決は12分18秒、ホフマンが体固めでフォール勝ち、これによりホフマンは小林に敗れた1敗のみで2勝1敗の4点となりCブロック2位確定で、Dブロックの敗者復活戦へ。

第1回大会ベスト3のゴーディエンコは1勝2敗の2点と負け越し、マルスターニは3戦全敗の0点で終わりました。

他、公式戦外ではジョナサンが大磯を13分15秒、体固めで破り、アポロンはデビル紫を11分37秒、体固めで撃破、コパは本郷篤を16分17秒、逆さ押さえ込みで降しています。

4月24日、大阪府立体育会館(観衆5,500人発表)大会、メインイベントは小林&木村&寺西組のトリオがラシク&バイテン&マルスターニ組と対戦した6人タッグマッチ。1本目は24分55秒、ラシクが小林を頭蓋骨掴み(ブレーンクロー)で破り先制、2本目は5分22秒、寺西がバイテンをジャーマン・スープレックスホールドで降し、決勝の3本目は3分50秒、小林が逆エビ固めでラシクからギブアップ勝ちを奪い、2−1で小林&木村&寺西組が勝ちました。寺西も世界の強豪に揉まれて次第に強くなっています。

セミファイナルはBブロック公式戦、開幕戦の3月27日、札幌中島スポーツセンターで時間切れ引き分けとなっていたロシモフとジョナサンの再戦が行なわれています。試合は20分時間切れの後、延長戦へ突入し、3分56秒、ロシモフが反則勝ちを拾いました。これでロシモフは3戦全勝、6点で予選1位通過、Bブロック代表で決勝トーナメント進出が決定。反則負けのジョナサンは2勝1敗で、4点で2位となり、Dブロックの敗者復活リーグ戦に出場。

元IWA世界ヘビー級王者の杉山はロシモフ、ジョナサンに敗れ、コパに勝ったのみの1勝2敗の2点で精彩を欠き、コパはこのメンバーの中ではやはりきつく3戦全敗の0点に終わっています。

Aブロックはラシクが3戦全勝、6点で予選1位通過、決勝トーナメントに進出、2位が2勝1敗、4点の木村でDブロック敗者復活枠へ残りました。アポロンは1勝2敗で2点、バイテンは3戦全敗、0点となりました。

Dブロック敗者復活枠には木村、ジョナサン、ホフマンの3人が入った訳です。

公式戦外では、杉山とホフマンのシングルマッチは15分45秒、杉山が体固めでフォール勝ち、ゴーディエンコは大磯を14分、体固めで撃破、コパは17分18秒にミスター珍を逆さ押さえ込みで降し、アポロンは今シリーズ途中より戦列復帰の大剛鉄之介を15分30秒、体固めで降しました。

4月28日、東京体育館(観衆3,800人発表)はノーテレビ、収録だけはされていたかも知れませんが放送はされていないです。優勝決定戦は5月6日、盛岡・岩手県営体育館。

国際プロレスの東京体育館大会の2週間後の5月12日には、日本プロレスが同所で第14回ワールド・リーグ戦の優勝決定戦を行うことになっていました。猪木が抜けた日本プロレスですが、馬場、坂口征二、大木金太郎、吉村道明、さらには東京プロレスと国際プロレスの合同興行をめぐるイザコザに嫌気が刺してフリーとしてアメリカで活躍していたマサ齋藤、外国人側はゴリラ・モンスーン、ディック・マードック、アブドーラ・ザ・ブッチャー、カリプス・ハリケーンなどが参加、猪木離脱の影響はありましたが、それでもまだ盤石の体制を敷いていました。

国際プロレスは優勝決定戦はあえて東京では行わず、TBSネットが強く、満員が見込める盛岡で開催するのは得策だったと思いますが、それにしても国際プロレス史上最大の豪華外国人メンバーを集めても3,800人しか入らなかったのは日本側の選手に魅力がなかったからなのか…。

東京体育館大会メインイベントは小林&寺西組vsロシモフ&バイテン組。1本目は19分49秒、ロシモフが小林を体固め、2本目は9分25秒、寺西がバイテンをアバラ折り(コブラツイスト)、決勝の3本目は15分8秒、寺西がバイテンを回転エビ固め。寺西がバイテンから2本取る大活躍ぶりで2−1で小林&寺西組の勝利。

公式戦Dブロック敗者復活リーグ戦はこの日1日で巴戦(先に2勝した選手の勝ち)として行われました。

巴戦第1試合はドン・レオ・ジョナサンがラッシャー木村を14分33秒、体固め。第2試合は木村がホースト・ホフマンを20分時間切れの後、延長戦2分49秒、体固め。第3試合はジョナサンがホフマンを20分時間切れ引き分けの後、延長戦4分43秒、体固めで破り、2勝したジョナサンが敗者復活枠を制し決勝トーナメント進出が決定しました。

公式戦外では杉山とラシクのシングルマッチは17分13秒、両者リングアウトの引き分け。ゴーディエンコが大剛を13分30秒、片エビ固めで破り、コパは大磯を16分3秒、逆さ押さえ込みでフォール勝ち。

マルスターニと松本勝三のシングルマッチは11分16秒、マルスターニが体固めで勝利、アポロンは本郷を11分10秒に体固めで降しています。
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