88年「スーパー・パワー・シリーズ」第2戦、5月15日、後楽園ホール(観衆2,300人超満員発表)大会、日曜日昼興行。私はこの興行は会場で生観戦しています。
メインイベントは全日本プロレス本隊対天龍同盟6人タッグマッチ60分1本勝負、輪島大士&ザ・グレート・カブキ&石川敬士組に天龍&阿修羅・原&サムソン冬木組が対戦、カブキが天龍同盟に捕まり、苦しい展開となりましたがトラースキックを冬木に見舞って反撃、しかし、ラリアットにいこうとしたところを20分20秒、首固めに丸め込まれてカウント3。冬木がカブキをフォールして天龍同盟に軍配が上がりました。
この試合で目立ったのはカブキの力量の凄さ、ギミックレスラーながら当時は髪の毛も肩までに短くカットされ、ペイントも薄くなっており、戦闘モード。天龍同盟のハードな攻めに耐えながら要所要所で見せ場を作っており、ベテランの実力者、高千穂明久を彷彿とさせる動きを見せています。
このあたりは敵対関係にありながら天龍が頼れる先輩として信頼を寄せ、後にSWS、WARでの関係に繋がっていくことになります。
鶴田はセミファイナルに出場、田上明をパートナーに抜擢しタイガー・ジェット・シン&ジミー・ジャック・ファンク組と対戦、9分40秒、シンがコブラクローからの体固めで田上を倒しています。田上は聖地後楽園ホールで初のセミファイナルを務めました。
リック・モートン&ロバート・ギブソン組のロックンロール・エキスプレスはセミ前に登場、タイガーマスク&寺西勇組と対戦。ギブソンが寺西の足を抱えて持ち上げ、そこへモートンがコーナーポスト最上段からのダイビング・ボディアタックを決め9分32秒、モートンが寺西を体固めでフォール。
会場で観戦していましたが、ロックンロールの2人は動きや連携もよく、目の肥えた後楽園ホールの観客にも十分合格点をもらえたと思います。
谷津嘉章は渕正信と組んでダニー・スパイビー&リップ・ロジャース組と対戦。8分57秒、スパイビーが203cmの長身から繰り出したラリアットからの片エビ固めで渕を撃沈させました。
全日本プロレス本隊対国際血盟軍、馬場が珍しくマイティ井上とタッグを結成しラッシャー木村&鶴見五郎組と対戦した一戦は13分12秒、鶴見のチェーン攻撃によりM井上の反則勝ち。
後楽園ホールのマニアが喜びそうな180kgのジョン・テンタと200kgのグリズリー・ブーンのシングルマッチは8分3秒、両者リングアウトの引き分け。なお、この試合でテンタはブーンに見事なドロップキックを見せています。
ハバナ・ザ・テラーは大熊元司を6分31秒、サイドバスター(ペンデュラム・バックブリーカーの要領で持ち上げて後方に叩きつける技、サイドウォーク・スラムの別名あり)から片エビ固めで破りました。
後の三冠ヘビー級王座戦、四天王対決となる川田利明と小橋健太が初対決、7分51秒、ラリアットからの片エビ固めで川田が当時の番付とおりに順当勝ち。
仲野信市&菊地毅組vs高木功&永源遙組は8分59秒、高木が巨体に似合わぬフィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)で菊地からフォール勝ち。
第1試合の百田光雄と北原辰巳のシングルマッチは4分8秒、ネックブリーカードロップからの体固めで百田が完勝しています。
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