14年2度目の横浜文化体育館大会、前年は11月4日の連休に開催されましたが2年ぶりに年末12月21日、日曜日に「BIG JAPAN DEATH VEGAS」(観衆2,148人満員発表)として行われています。この年の横浜文体大会は2度とも満員になりました。
メインイベントはBJW認定デスマッチ・ヘビー級選手権試合、王者宮本裕向に肝炎による長期欠場から復帰したアブドーラ・小林が挑戦。その名も「The Longest Day Battle Positron Death Match〜史上最大の作戦 戦闘陣地 愛してます・コントラ・愛してますデスマッチ」。
デスマッチ・ヘビー級王座は前回5月5日の横浜文体大会で木高イサミ(ユニオンプロレス)が宮本を破って王座を防衛しましたが、それから20日後の5月25日、名古屋市ダイヤモンドホールで伊東竜二の挑戦を受けて「デスマッチ3本勝負」で防衛戦を行いました。1本毎に試合形式が変わるルールで、1本目のTLC(テーブル、ラダー、チェア)デスマッチは15分33秒、イサミが勇足・斬(トラースキック)で先制。
2本目のコンクリートブロック&蛍光灯デスマッチでは12分1秒、伊東がスクールボーイでイサミを丸め込み。決勝の3本目、鉄檻蛍光灯デスマッチは8分26秒、鉄檻からのドラゴン・スプラッシュからの体固めで伊東が勝ち2−1で王座奪回。3本勝負では経験値豊富な伊東が4度目の王座戴冠を果たしていました。
伊東は6月15日、宮本の地元である広島県立広島産業会館東館で宮本の挑戦を受け(蛍光灯&コンクリートブロック&五寸釘ボードデスマッチ)ましたが17分48秒、宮本のラ・マヒストラルに丸め込まれて敗れ、初防衛に失敗、わずか21日間の短命王者に終わっています。
2度目の王座戴冠を果たした宮本は8月31日、名古屋市ダイヤモンドホールで竹田誠志、10月13日、札幌テイセンホールで稲葉雅人(フリー)の挑戦を退けて2度の防衛に成功。
小林は従前より新日本プロレスの棚橋弘至の「愛してま〜す」を試合中にパクりながらコーナーポスト最上段から脳天チョップを見舞うのが定番ムーブになっていましたが、宮本もさらにそれをパクって試合中で使い始め因縁が勃発。
しかも小林は復帰後はオカダ・カズチカの入場シーンをパクって「信州信濃のブラッド・レインメーカー」とリングアナウンサーに呼ばせる新日本プロレスカブれぶりを発揮。宮本を苛立たせていました。
負けた方が試合中の「愛してま〜す」を封印すると言うルール。小林の場合は東スポプロレス大賞の授賞式パーティーの席上で棚橋より許可?をもらっているだけに、不満の残るルールでしたが23分51秒、ムーンサルト・プレスからの片エビ固めで宮本が3度目の防衛に成功しました。
敗れた小林は「愛してま〜す」チョップを封印せざるを得なくなりましたが、ファンの後押しもありいつの間にかなし崩し的に復活させてしまっています。
セミファイナルは関本大介&神谷ヒデヨシ(英慶)組が佐藤耕平(ZERO1)&岡林裕二組と対戦。14分41秒、岡林のゴーレム・スプラッシュが神谷に決まり片エビ固めで耕平&岡林組の完勝。
BJW認定世界ストロング・ヘビー級王座決定戦、石川修司vs河上隆一の一戦。同王座は前回5月5日、横浜文体大会で王者石川晋也が関本を破り王座防衛。敗れた関本はシングルリーグ戦「一騎当千」ストロング部門の開催を会社に要求、7月26日、後楽園ホールでの優勝決定戦で残念ながら石川修司のスプラッシュ・マウンテンの前に無念の敗退。
8月15日、後楽園ホールで石川晋也vs石川修司の「石川対決」によるタイトル戦が行われる予定でしたが、王者石川晋が女性問題(不倫)を起こして欠場、9月に引退してしまい、ベルトは空位に。この日の王座決定戦で16分6秒、石川修が河上をスプラッシュ・マウンテンで撃破。王座を獲得しています。石川修はこれでデスマッチ、ストロングの両方のベルトを巻いたことになりました。
蛍光灯200本タッグデスマッチ、伊東&イサミ組と稲葉&関根龍一(K−DOJO)組は12分7秒、ドラゴン・スプラッシュで伊東が関根を体固めに降し伊東&イサミ組の貫禄勝ち。
対戦を通じてバチバチと激しくぶつかり合うことで信頼化が芽生えタッグを結成した年齢差24歳という金本浩二(フリー)&橋本和樹組が高岩竜一(ZERO1)&丸山敦(元タイガースマスク、フリー)組と対戦、14分18秒、和樹がノーザンライト・ボムからの片エビ固めで丸山を倒し金本&和樹組の勝利。
T3PAIN6人タッグデスマッチ、「黒天使」沼澤邪鬼&竹田&塚本拓海組のビーフォートレス・ジャンキーズと星野勘九郎&稲葉&高橋匡哉(WNC)組は11分58秒、ダイビング・セントーンWith鉄階段という「やる方が痛い」大技から星野が塚本を体固め。
第1試合のツトム・オースギ&ヘラクレス千賀(共にフリー)&忍(666)組vsバラモンシュウ&ケイ(フリー)&植木嵩行組は10分35秒、忍がS.E.X(シューティングスタープレス)からの片エビ固めで植木からフォール勝ち。
試合開始前に行われた第0試合、谷口裕一&新人の関札皓太組と新人の大下敢&佐久田俊行組の試合は10分34秒、大下が逆エビ固めで関札をギブアップさせました。
全体的にはストロング部門は毎年優秀な新人が続々とデビュー。トップに立つ関本が「一番練習量が多い」と言われ、その率先垂範ぶりからレベルは高く、デスマッチ部門は危険を伴うこともありプロパーの人材が育たず、フリーや他団体の選手で何とか回している状態と言えました。一方でこの年はシャドウWX、佐々木義人が自由契約となり、腰を痛めて長期欠場していた大黒坊弁慶が年内一杯で引退となっています。
ログインしてコメントを確認・投稿する