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2020年05月14日21:25

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ジャンボ鶴田怪物伝説(607)

全日本プロレス、ジャパンプロレス提携シリーズ第5弾85年夏の陣「熱風!サマー・アクション・ウォーズ」は6月28日、後楽園ホール(テレビ収録、観衆2,000人発表)で開幕。

長州力以下ジャパンプロレス勢参戦以来、満員、超満員が続いてきた全日本プロレスの後楽園ホール大会でしたが初の満員マークつかず。同日同時刻から新日本プロレスが品川プリンスホテル・アイスアリーナで、ブルーザー・ブロディ初のシリーズフル参戦となる「バーニングスピリット・イン・サマー」開幕戦を開催、3,120人発表の観客を動員、こちらも満員にはなっていませんが、お客さんが2つに割れた感じです。

「サマー・アクション・ウォーズ」のモチーフである「サマー・アクション・シリーズ」は旗揚げ2年目の73年夏からシリーズ名に使用され、全日本プロレスのファンにも親しまれて来ました。74、75、77、78、80年は「サマー・アクション・シリーズ第2弾」、「第2次サマー・アクション・シリーズ」、「サマー・アクション・シリーズ2」など呼び方は異なりますが8月中旬から第2シリーズを開催、ミル・マスカラス、ドスカラスのマスカラス兄弟を招聘し夏休みのちびっ子ファンの期待に応えています。

この由緒正しい「サマー・アクション」の名称を残したのは正解だったと思います。

スタン・ハンセン、クラッシャー・ブラックウェル、テキサス・レッド、ザ・デストロイヤー(7月5日、諏訪湖スポーツセンターより途中参加)、スティーブ・リーガル、ジプシー・ジョーの外国人選手が参加。シリーズ中盤戦からハーリー・レイスが特別参加。

ジャパンプロレス勢は米国での警察官暴行事件で傷害罪となり6月6日からウィスコンシン州の刑務所に服役したマサ齊藤以外はフルメンバーが参戦。

全日本プロレス本隊はタイガーマスクが膝の治療の為欠場。タイガーマスクは4月の「激烈!スーパー・パワー・ウォーズ」で膝痛め数日間欠場しましたがすぐに復帰、その後騙し騙し試合に出ていましたが6月21日、日本武道館での小林邦昭戦でさらに痛めてしまい無念の欠場となりました。

フリーでメキシコUWA所属のグラン浜田が先シリーズに次いで助っ人参戦しています。

また、神出鬼没の「ヒットマン」阿修羅・原がシリーズを通して参戦が決定。

開幕戦の後楽園ホール大会の控室で馬場が会見を行い、選手の引退後の生活設計などの福利厚生、負傷欠場の際の治療費の支払などを目的とした株式会社プロレス振興会を設立したことを発表。

これで、プロレス興行会社である全日本プロ・レスリング株式会社、グッズ販売を主体とするジャイアント・サービス株式会社、リング輸送、組み立ての株式会社B&J、プロレス振興会と4社のグループ会社を持つことになりました。

シリーズ参加外国人選手のプロフィールです。スタン・ハンセンは3〜4月の「激烈!スーパー・パワー・ウォーズ」以来2か月2シリーズぶりの来日。前回はブロディが新日本プロレスへ移籍したばかりであり、ナーバスになっていた部分はありました。4月15日、長崎国際体育館で馬場のPWFヘビー級王座に挑戦しましたが暴走の末、反則負け。

今回はかつてのパートナーであるブロディが同時期に新日本プロレスのエース外国人として初めてシリーズ巡業を回ることから試合結果も観客動員でも負けられない状況となりました。7月30日、福岡スポーツセンターで馬場のPWF王座に再び挑戦。今度こそ馬場に引導を渡したいところです。

クラッシャー・ブラックウェルは前84年8〜9月の「スーパー・パワー・シリーズ」以来9か月ぶりの来日。前回は84年9月3日、広島県立体育館でブロディと組んで、馬場の返上により空位となっていたインターナショナル・タッグ王座決定戦を鶴田&天龍組と争い、敗れています。

今回はタイトル挑戦の機会はありませんが鶴龍コンビにリベンジを狙っての来日。また、長州らジャパンプロレス勢との初顔合わせも楽しみ、180kgの巨漢ながら軽快な動きを見せる「仕事の出来るデブ」であり、長州は初めて当たるタイプのレスラーであり、リキラリアットが巨体に通用するか期待が持てます。
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