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2020年03月30日22:53

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ジャンボ鶴田怪物伝説(562)

85年シリーズ第3弾、「激烈!スーパー・パワー・ウォーズ」は3月29日、後楽園ホールで開幕。

参加外国人選手はスタン・ハンセン、ロン・バス、ボブ・ブラウンがシリーズ全戦参加。中盤戦から特別参加がディック・スレーター、テッド・デビアス。そして終盤戦にはNWA世界ヘビー級王者のリック・フレアーが特別参加。

ジャパンプロレス勢の来襲でリング上が飽和状態となっていた全日本プロレスは外国人選手の人数を見直し。興行増収と言ってもジャパン勢に支払うコストは大きく、数を絞り、参加期間を短くして経費削減に出ました。シリーズフル参戦はハンセン、バス、Bブラウンの3人だけ。後は特別参加。その代わり先のシリーズのクラウス・バラス、T・G・ストーンのような員数合わせのような選手は呼んでおらず、外国人も「少数精鋭」となりました。

本来であればこの時期春の祭典、「チャンピオン・カーニバル」の開催時期に当たりますが、この年はジャパンプロレスとの軍団抗争もあり戦慄ムード。

「チャンピオン・カーニバル」は73〜82年の10年間、優勝争い形式で行われ、73年の第1回〜75年の第3回まではトーナメントによる優勝争いとタイトルマッチラッシュの二本立て。76年の第4回〜82年の第10回までは参加全選手による総当たりリーグ戦形式を採用。しかし、7年連続総当たりリーグ戦を開催しているうちにはファンに飽きられ、また、上位選手と下位選手の公式戦(馬場vs大熊元司、アブドーラ・ザ・ブッチャーvsカール・ファジーなど勝敗の予想がつきやすいもの)が組まれた興行を買ったプロモーターは損をしたことになり、プロモーターから苦情が出て10回で優勝争い形式は一旦、取りやめ。

83、84年は3月下旬から夏にかけて3シリーズに亘り「グランド・チャンピオン・カーニバル」をPART�機銑靴泙燃�催、タイトルマッチのラッシュを実施、豪華メンバーを集めて、全日本プロレス保有のタイトルのみならず、NWA、AWAの世界チャンピオンを連続招聘しています。

初年度となった83年は新日本プロレスが「乱立化するタイトルを一本化し、真の世界王者を決める」というコンセプトからスタートした「IWGP」を意識し「歴史と伝統」をモチーフに古くから日本のファンに親しまれているタイトル戦の数々を開催、新日本プロレスとは真っ向イデオロギー対決しました。またグランド・チャンピオン・カーニバル海外シリーズとして馬場、鶴田、天龍が6月にジョージア、テキサスと大規模な海外ツアーを行い、日本テレビがこれを放送しました。

翌84年は2月23日、蔵前国技館で鶴田がニック・ボックウィンクルを破り、日本人初のAWA世界ヘビー級王者となり、さらに同王者として初の北米サーキットを実施、新日本プロレスのIWGPに対し「世界とはこういうものだ」という意地を突きつけた感じでした。

そして85年は長州力率いるジャパンプロレスが来襲して全日本プロレスのリング上の光景が一変、春にチャンピオン・カーニバルの名前を冠したシリーズを開催しないという異変が生じています。

シリーズのタイトルである「スーパー・パワー」はこちらも全日本プロレスのファンには馴染みの深い「スーパー・パワー・シリーズ」が元ネタ。スーパー・パワー・シリーズは76年の最終シリーズとして初開催、ビル・ロビンソン、アブドーラ・ザ・ブッチャーが特別参加。79年は日本陣営として6年3か月活躍したザ・デストロイヤーのサヨナラシリーズとして行われています。

77年は開催がなく、78年からは5〜6月の初夏の時期に毎年開催、ロビンソンが80年まで連続参戦しています。82〜84年は8〜9月の晩夏に開催、エースは3年連続ハンセンでした。83年は8月31日に蔵前国技館でテリー・ファンク引退試合が行われました。(&ドリー・ファンク・ジュニア組vsハンセン&テリー・ゴディ組)

今シリーズはハンセンと長州が全日本プロレスのリングで再会を果たし、リング上での激突が期待されます。
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