古舘アナ「まあ、高田を破ることは出来なかった山田、力及ばずと言った感じだったんですが、いいところも見せたし、当然ですね、高田の消耗度を考えると間接的な貢献をしたという好意的な見方もある訳ですからね」
桜井さん「ええ、そうですねぇ、あれだけ山田がですね、思い切った揺さぶりをかけてねぇ、あのぉ〜、高田を疲れさせた訳ですからね、十分仕事をしたと言えますね」
高田のローキック、下がる坂口。コーナー付近で手四つ、高田が坂口をロープに押し込んでいきましたが坂口に軽々と返されて倒されてしまいました。
古舘アナ「さあ、次鋒坂口、ここらあたりで横綱相撲を展開するか!胸を貸すというか、そういった風情も伺える訳であります。身体が圧倒的に坂口が凌駕しているからだけではありません。やはり精神的な余裕というもの、スタミナ面の有利不利を抜きにしても坂口の余裕というものが伺える訳であります。
キャリアで遥かに上回る坂口征二、かつては坂口が大先輩で高田は稽古をつけてもらったという、そういった経緯(いきさつ)がある訳でありますが、期するところがあってUWFに参入してまいりました高田伸彦、藤原喜明、今夜の副将の藤原喜明と行動を共にして新日を離脱した訳であります高田伸彦。そして牙を剥いたカムバックサーモン、UWF軍団の精鋭と致しまして新日サイドに牙を剥いて来た訳であります高田伸彦。先鋒として、次鋒の坂口をも山田に次いで破ることが出来るでありましょうか!?
当然、一泡もニ泡も吹かして、そしてUWFサイドに試合を有利に導きたいという、そういった目論見があるでしょうが、『そうは問屋が卸さない』というのが一方の坂口であります」
手四つからロックアップして高田が坂口の巨体をタイミングよく巻き投げで投げる。左腕を取って腕ひしぎ逆十字固めへ。坂口は手を使って力で強引にこれを外そうとします。足を取って高田の両肩をマットに着けていきます。カウントは1。坂口は高田の足を押さえて自らの腕を抜いて逆十字を外しました。
古舘アナ「山本さんっ、これまでの坂口の闘いぶりを見てどうですか?」
小鉄「そうですね、やっぱり余裕がありますね」
古舘アナ「ああ、ありますか、やっぱり」
小鉄「蹴りなんか吹き飛ばす感じがありますね。何だそんな、1発2発の蹴りで効くか!というのを見せてますね」
古舘アナ「あるいは蹴りを受けてですね、『さあ、もっと来い、もっと来い』といういわゆる新日猪木流と言いますか、その辺の受ける仕草も見受けられますよね」
小鉄「しかしですね、それを長く続けてはいけませんよ。やはり長丁場ですからね、高田選手を仮にやっつけたとしてもまだまだ何人もいる訳ですから、坂口選手ですね…」坂口、胴絞めスリーパー。
古舘アナ「絞めに入った!絞めに入ったぁ!」
小鉄「はい、これで決まればいいんですけどね、決まらなかった場合高田選手もっともっとスタミナを奪われてしまう訳ですね」
桜井さん「柔道流ですねぇ!」
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