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2023年05月06日19:27

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映画を見ない日の出来事380

映画を見ない日の出来事380

県の図書館へ行ってきた。
「グアテマラの弟」に続き片桐はいりの「わたしのマトカ」を借りるため。
手はじめに2階で雑誌を何冊か立ち読みしてから、映画や演劇の本のある3階へ行くためにエレベータに向かった。昨日の金華山登山が尾を引き足が痛くて階段が辛い。
エレベーターの前に着くとちょうど扉が開いた。
上りか下りか分らなかったので、

「上ですか?」

と、中にいたおじさんに尋ねたのだが、そのとき自分が何を思ったのか今でもよく分らないのだが、おじさんの目の前に中指を立ててしまった。
「下ですよ」と、気にもとめずにおじさんが扉を閉じたので大事に至らなかったが、これが外人さんだったら確実にぶん殴られていたはず。
危ない、危ない、そうとう耄碌してきたみたい。気をつけなければ。
「わたしのマトカ」といっしょに、たまたま見つけた八千草薫の写真集も借りてきた。八千草薫はホントにいい。
写真集に載っている若い頃の愛らしさ、三十代、四十代の女ざかりの色香に、老いてからの凜とした姿、どの年代を通しても終生変わらぬ美しさ。
ページをめくる楽しさに満ちた写真集。
ただ、旦那さんだった映画監督・谷口千吉とのツーショットが何枚かあり、正直ムッとなった。

八千草薫のファン、とりわけ男性ファンにとって、谷口千吉の存在がどうしても解せないし、それ以上に許せない。
これまで、そういう一文を読んだことがないので、八千草薫の男性ファンが思っていること代弁して記す。
谷口千吉というのは、はっきりいって八千草薫の・・・・

ヒモだろう!!

ああ、書いちゃった。

話かわって、私が20代だったので、かれこれ40年ほど昔のこと。
大事そうに原節子の写真集を抱えたおじさんに出くわしたことがある。
少しばかりは映画の知識があったので、原節子が「永遠の処女」と呼ばれ、人気の高かった大女優だったことぐらいは知っていた。
私の視線に気づいたおじさん、こちらが聞きもしないのにこう言った。

「自分が死んだときに、棺桶に入れてもらおうとおもってね」

と、うれしそうな顔をした。
その顔を見て、今にしておもえば余計なひと言だったが、私が

「奥さんの写真は?」

と聞いたら、とたんに不機嫌な顔になって、

「入れるわけがない」

とおっしゃった。

話もどって、本日借りてきた八千草薫の写真集を、あのときのおじさんと同じように、棺桶に入れようかと思案してる男性ファンはひとりやふたりではないはず。
そうすると、永遠の処女だった原節子とことなり、どうしても谷口千吉が邪魔だ。
彼が載っているページを切取れば済むのだが、それよりも、谷口千吉の顔の部分をカッターナイフの先でこすり取り、その上に自分の顔写真をのせれば、八千草薫とツーショットで極楽往生だ。

まあ、世の奥様方からは顰蹙を買うかもしれないが、私ならそうするね。


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