2022年12月27日(火)
『東京流れ者』(1966年)
監督:鈴木清順
アマゾン・プライム
見るのは5〜6回目だろうか。
何度見ても面白い映画の1本。
これだけ見てるのにもかかわらず、今回「あれっ?」とおもったことがあった。
何かというと、渡哲也扮する主人公“不死鳥の哲”を執拗につけ狙う殺し屋のことだった。
殺し屋に扮したのは川地民夫なのだが、その役名というのが“まむしの辰”だった。
川地民夫で“まむし”といえば、東映で菅原文太と組んだ『懲役太郎 まむしの兄弟』(1971)が真っ先に浮かぶ。
殴り込みを終えたまむしの兄弟ふたりが雨に打たれていると、彫ったはずのカッコいい刺青が流れ落ちるという、なんとも情けないラストシーンで有名だ。
その5年も前に、川地民夫が“まむし”を名乗っていたので、ちょっと驚いた。
しかも『懲役太郎 まむしの兄弟』での川地民夫の役名が“不死身の勝”、なんとなく“不死鳥の哲”と似てる。
きっと、たまたまのことで、たいした話でもないが、こういうのを見つけると映画ファンとしてはうれしいものだ。
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