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2022年02月27日23:40

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『007/消されたライセンス』『007/ゴールデンアイ』『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』

またもや自宅で「007」3本立て。

2022年2月27日(日)

『007/消されたライセンス』(1989年)
監督:ジョン・グレン
ムービー・プラス【録画】

ボンドが中南米の麻薬王と対決する。
人類壊滅や世界征服みたいな大風呂敷でなく、なんとなく話のスケールが小さいような気がして、乗れなかった。
ティモシー・ダルトンは前作と本作の2本で降板。
ボンド役者として好きになれないまま終わってしまった。
見どころは、麻薬王の手下で冷酷な殺し屋を演じた若き日のベニチオ・デル・トロ。
これがまたチャラいチンピラ風で、最初見たときおもわず笑ってしまった。


『007/ゴールデンアイ』(1995年)
監督:マーティン・キャンベル
ムービー・プラス【録画】

旧ソ連時代の秘密兵器「ゴールデンアイ」を巡って、ボンドと悪の組織「ヤヌス」が対決する。
前作から6年間のブランクを経て作られた。
6年の間にソ連が崩壊し、冷戦がいちおう終了した。
そのソ連崩壊が本作の伏線になっている。
また、ロシア国内でロケが行われていたのにはびっくり。
じつは「ゴールデンアイ」という秘密兵器がどういうものなのか、よく分らなかった。
どうも宇宙空間を周回する「ゴールデンアイ」から強力な電磁波を送って、イギリスの銀行システムをダウンさせ、経済危機を引き起こすというものらしい。
いまひとつピンとこなかったが、ウクライナでは妨害電磁波が流されたり、世界的な銀行システムからの排除が有効な戦術になるというニュースを重ねて見ると、妙な気分になる。

本作よりボンド役がピアース・ブロスナンに交代。
キビキビしてイイ感じ。
いっぽう、ピアース・ブロスナン以上に、オナトップという名の女殺し屋を演じたフェムケ・ヤンセンが最高!!
おのれの変態性欲を満たすために、さもうれしそうに人殺しをするという最悪女。
『屋敷女』(2007)のベアトリス・ダルの元ネタみたいで、喝采ものだった。


『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(1998年)
監督:ロジャー・スポティスウッド
ムービー・プラス【録画】

GPS情報を攪乱する暗号器を使って、イギリス軍と中国軍を交戦させようと暗躍する悪のメディア王とボンドが対決する。
悪のメディア王の狙いは、マッチポンプ。
自分の手で事件や紛争を起こしては、いちはやくスクープするという情報操作によって、大金と世界中のメディアの覇権を握り、そのメディアの力を通じて世界を自分の意のままにしようという企み・・・・だと、おもう。
冷戦が終わり、ソ連という仮想敵がなくなった時代に、メディアに着目したのはいいのだが、メディア王が自慢気に誇るメディアというのが、新聞と雑誌とテレビだったのに、ずっこけた。
いずれも現在では斜陽メディア、わずか20数年間ですっかり時代が変わってしまったことに驚く。
しかも、メディアの主流がネットに移行したことによって、余計に情報操作がしやすくなった。フェイクニュースなんて言葉がこんなにも頻繁に飛び交うことになるなんて、おもってもみなかった。

そうだ、007の話だった。
見どころは、ボンドのことを「資本主義の堕落した女たらしの諜報員」と揶揄しながらも、ともに悪のメディア王と戦う中国諜報員に扮したミシェール・ヨーの活躍ぶり
手錠で繋がれたふたりが、バイクに乗ってサイゴンの雑踏を駆け抜けるシーンが痛快だった。



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