映画日記　『ドクター・スリープ』

２０１９年１２月２１日（土）

『ドクター・スリープ』（２０１９年）
監督：マイク・フラナガン
名駅・ミッドランドスクエアシネマ２

『シャイニング』（１９８０年）の４０年後を描く。
ダニー坊やは、すっかり中年男になり、過去のトラウマから、父親と同じアル中になっていた。
彼は心機一転、住所をかえ断酒サークルに参加する。
同じころ、各地で少女や少年が行方不明になる事件が多発する。
それは人間の“生気”を吸い取って長らえてきた闇の集団の仕業だった。
彼らの悪行を知った、シャイニング少女のアブラとともに、ダニーは闇の集団との戦いに挑んでいく・・・・

『シャイニング』より分かりやすくて面白い。
前作のような難解な作りにせず、肩のこらない娯楽映画にして大正解だ。
見どころは、シャイニング少女のアブラを演じたカイリー・カランちゃん。
利発そうで、とても可愛い。次回作が早く見たい女優さんだ。

今年は、昨日の『スター・ウォーズ〜』といい、『シャイニング』の続編といい、若い頃に見ていた映画の、いわば区切りの年だった。
年末には、『男はつらいよ　お帰り寅さん』が封切りだ。
山田洋次監督になる『男はつらいよ』シリーズの最新にして、きっと最終作だろう。
時代はどんどん変わっていくのだなあ、という感慨にひたる週末だった。