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2026年02月19日10:06

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吾輩は主婦である 第1話〜第10話


巴里っ子であると同時に江戸っ子でもあるボクは日本乃人情もちゃんと見ておかなければ、と久しぶりにクドカン。舞台でミュージカルもやれれる斉藤由貴(註)とミッチーのキャスト、謳うシーンも多いし、間合いも上手いし、なるほどとなる。ふたりは夫婦。4人家族で中学生の娘と小学生の息子がいる。娘に男からの電話、驚く斉藤、そのときドアベルの音、娘が戻ってきたのかも?慌てる斎藤はミッチーに「まだあの子中学生よ、そういうのってどこかに連れていかれてガバッと捕まえられてどこかヘンなところに連れていかれるんだから、ぜったいにあの子に男のヒトから電話かかってきたって言っちゃダメ、あの年ごろはとても難しいんだから言っちゃダメ、(立てた人差し指を口元に近づけ)シーよ、ぜったいにシーよ」と言うと、呆気に取られてポワーンした表情のミッチーはただウンウンと頷くも、斉藤は深呼吸、そして玄関に向かいながら「電話かかってきてたわよ、男のヒトから」と大声で言う。笑った。言っちゃいけないと思ったことは口に出してしまう。この笑いの引き出し、斉藤とミッチーの間合いが上手いから成せる技。ふたりもヨイがキャストもよい、そして総体的に日本ドラマの伝統もちゃっかりと、久世光彦ドラマのように家族団らんのテーブルだけれどカメラアイがある側には誰も座っていない(座っていたら邪魔になって皆をカメラアイは捉えれることができない)し、石井ふく子ドラマと同じように人情味溢れる商店街だけれど道路ははっきりとテレビスタジオの床(もちろん照明は人口光)。日常系だなと観進めるも、でもギャグ度はもうほとんどガロ系。シュールにドスが効いている。隣人の元ヤンキー娘に、鼻たれ小僧顔の長男に、バタ臭い顔で歌いステップを踏む慈英、それになにより本田博太郎のナレーション、シュールにドスが効いている。あまちゃんとも池袋ウェストゲートパークとも違った感覚、昼ドラに合っていそうで合ったなさそうで、いままでなかったものが在ったそうで、おもしろいかも。三谷幸喜もそうだけれど、映画監督作品はとても派手になりがちなクドカンだから、これぐらいの庶民感覚の日常ドラマの方がまあまあリアリティあっていいな、と思って観ていると、やはりリアルにヘンが侵食してきてガロってるのがやはりクドカンらしさあるな、となる。

*註 クドカンはむかしから斉藤由貴ファンだったとのこと。たぶんアイドルとして好きだったと思うのだけれど、私的には彼女は森田芳光・相米慎二・大林亘彦の3偉人の作品に出ているということでリスペクト。でも彼女の存在は私的に一番は大森一樹は『恋する女たち』であるが。





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