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2026年01月13日07:13

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週プロ流智美あの日あの時予想2025年総括(7)

第378戦、2月19日発売号●【予想】世紀の「理不尽判定」ラッシャー木村、馬場にリングアウト負け(78年2月18日日韓三軍対抗戦蔵前国技館)【正解】新日本とニューヨークを同時に活性化させたバックランドの登場、WWWFヘビー級選手権試合、スーパースター・ビリー・グラハムvsボブ・バックランド(78年2月20日【現地時間】ニューヨークMSG)

【参考】2020年2月19日発売号は◯【予想】ミル・マスカラス初来日第1戦vs星野勘太郎(71年日本プロレス後楽園ホール)【正解】マスカラス初来日の大成功に至る3年半の労苦(予想に同じ)

※2014年2月19日日発売号は2014年2月19日、日本のプロレスはめでたく「還暦」日本初のプロレス国際試合、力道山&木村政彦組vsベン&マイクのシャープ兄弟(54年日本プロレス蔵前国技館)

【予想解説】前77年11月の国際プロレスとの全軍対抗戦に続き、78年2月18日蔵前国技館、2月21日大阪府立体育会館、2月22日岐阜市民センターの3大会にわたり、国際プロレスと韓国の金一道場を加えての「日韓三軍対抗戦」が行われました。

前回同様にPWFルールで○勝ち2点、●負け0点、△時間切れ引き分け1点、▲両チームリングアウト0点で三軍による得点争いが行われることとなりました。

初日の蔵前は日本テレビによる生中継。メインイベントは75年12月17日、千葉公園体育館でのオープン選手権の公式戦以来のシングル対決となったジャイアント馬場とラッシャー木村の時間無制限1本勝負。

前回の対戦ではアブドーラ・ザ・ブッチャーの乱入により不本意なフォール負けをしている木村にとっては満を持しての再戦となりました。

試合は木村が得意のラッシングパワーで攻め立てましたが、馬場は木村のウィークポイントと言うべき足を攻撃。木村を足4の字固めに捉えました。

馬場の長い足による4の字に苦しめられた木村はロープエスケープ。上半身をエプロンに出しました。特別レフェリーの芳の里元日本プロレス社長は何故かブレークせず、そのままカウントを数え始めました。

PWFルールによりカウント10が数えられ、11分15秒に馬場のリングアウト勝ちが宣せられました。

明らかにおかしい判定でしたが勝敗は覆らず、木村はまたしても無念の涙を飲む事になった訳です。  

【正解解説】78年2月20日(現地時間)ニューヨークMSG定期戦のメインイベントはWWWFヘビー級選手権試合、日本帰りの王者スーパースター・ビリー・グラハムにボブ・バックランドが挑戦した一戦。

この日MSGのリングにはアントニオ猪木も姿を現し、ファンに向かって挨拶しています。

グラン・ウィザードをマネージャーにつけたグラハムがいきなりバックランドを襲撃。バックランドは怒った。パンチ、エルボーからストンピングの嵐で反撃します。

グラハムはショルダーブロックからアームロック、バックランドはロープへエスケープしてからショートレンジのドロップキックでグラハムを吹っ飛ばしボディスラムからカバーに入るもカウントは2。

グラハムは下からバックランドに急所打ち、ガックリ崩れたバックランドにベアハッグ。怪力でグイグイと絞め上げる。

グラハムはバックランドをそのまま持ち上げてからスラムのような形で叩き付けました。フォールにいくもカウントは2。

さらにグラハムはもう一度ベアハッグへ。バックランドはグラハムの頭部にエルボーを見舞ってこれを外し、お返しのベアハッグ。さすがにベアハッグではグラハムには対抗出来ず、バックランドは作成変更しドロップキックを放ってから前方回転エビ固めで丸め込み。

これはグラハムが返す。バックランドは続けてジャーマン・スープレックスホールド。綺麗な弧を描いて決まったが、これもグラハムはキックアウト。

しかしこのジャーマンのダメージが尾を引いたかグラハムは起き上がれず。勝負と見たバックランドはグラハムのバックを取り高々と持ち上げるとハイアングルのアトミック・ドロップをズバリと決め、フォール。14分51秒、カウント3が入り、バックランドが第8代WWWFヘビー級チャンピオンとなりました。

MSGに詰め掛けた22,817人の大観衆から大歓声が起きました。28歳の若き新チャンピオンの誕生です。

新王者のバックランドは、ビンス・シニア、フロリダのエディ・グラハム、セントルイスのサム・マソニックの3人によってプロジェクトされた「バック・トゥ・ザ・レスリング」、かつてのルー・テーズのようなレスリングの出来る正当派チャンピオンを、ということでチャンピオンに「指名」されました。

ビンス・シニアもマソニックと手を組むことにより、NWAの主流派のレスラーをMSGのリングにブッキングすると言う目論見もありました。

やはり、あの時代のプロモーターはキッチリとレスリングで観客を納得させることが出来るレスラーが王者になるべき、というポリシーがありました。

なお、この日WWWFジュニア・ヘビー級王者の藤波辰巳もMSGに登場、テッド・アダムスを16分3秒、ジャーマン・スープレックスホールドで破り、2度目の防衛に成功しました。

※対戦成績は378戦60勝318敗、勝率159。
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