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2025年12月12日16:58

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フレンズ〜ポールとミシェル


 ラ・ブーム2ともども購入したので『フレンズ〜ポールとミシェル』(Friends 1971)を観賞。おもしろかった。風景映像がとても綺麗。一途にして朗らかな愛がその風景と絡み合う。ギンギンに華開くスウィンギング・ロンドンからフランスでのヒッピー生活へとプリミティフ・ライフ、というよりももっと単純に、スウィンギング・ロンドンという都会は表されつつも、そこに対比されるのは、70年代に農業大国であったフランスが表され牧歌的なもの・素朴なものへの回帰であろうか。よりヒューマンであること。続編は観ている記憶であるが、こちらの方も観ていると思っていたら、どうもそうではないような感覚。続編は初盤だけの記憶であるが、ミシェルが子供と一緒にポールを尋ねていったら、カレッジ・ステューデントしているポールがあの経験は夢だったんだみたいなこと言って、たしか、責任と無責任の狭間で揺れ動くような作品ではなかったかな。本作品の原題はフレンズで続編がポールとミシェルのようであるが、なるほど、続編は大人になり一個人として子供や責任と対峙するふたりなのかもしれないな、となり、本作品もフレンズであることは、なるほど、となる。抱き合い野原を転げまわり、なんの照れもないふたり。子供のじゃれつきであり、微笑ましい。まさにふたりは友だち同士。そしてやがてお互い意識をする。芽生えるのは性の対象としての意識もあるけれど、自然に、どうふたりで一緒に生活をしていくか、そこに子供が生まれるのもまた自然。されど、社会的常識では14才と15才の若いふたりの生活は不自然。社会に帰属できないかのように、結婚式や教会での洗礼式を端の方から見る。ふたりは終始、友だちかのよう。家出して走ってゆくポールだが、ミシェルの声を聴いて、ふたりは抱き合う。ある種のファンタジー。されど、そこにはヒトが忘れかけているものをちゃんと提示している。ラストの無邪気な笑顔のふたりは、その後に起こるであろう悲劇が予想されることがゆえに、オーディエンスの心に響くのだろう。




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