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2025年07月25日17:29

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中学生円山


中学生円山おもしろかった。こちらはデスウィッシュやルイスと時計と同じようにレンタル。LA熱もアムトラックとかケチャップとマスタードとかハードボイルドとか調べるの、まわりから入っていくのしていって飽き始め気分が廃れ始めてタランティーノやデイヴィッドリンチにまたもや到達することなくストップの危惧も出てきたので、日本に一時帰国、ヤマノブとクドカンに向かう。わてはジャポネーズ、体質感的にはその泥臭さまだよく分かるというもの。中学生円山はかつて観たときピンと来なかったけれど、それはヤマノブの味園ユニバースもそうだったけれど、レンタル落ちを購入してもう一度観てみると、意外とおもしろさおぼえ、それと同じになるかなと再見。意外と面白かった。情報大量の詰め込みはクドカンらしくあり。ファミリーものと青春喜劇にサスペンスや韓流昼メロ、或いは権威にもヤクザにも属さないアウトローもの(死してまるで煉獄にいるかのように彼岸と此岸の間を彷徨うかのようはクドカンらしさか、そしてエンケンもどちらに属さないかのように存在する)を潜り込ませるやり方とか、まるでまっちゃん映画を模倣しそれを映画作品らしくソフィスティケーションしたようなセンスとか、そこに、小劇場仲間を揃えたり、墓の下のカツシンよりもキャスト難しいエンケン迎えたりしながら突き進む感覚、愉快なヤミナベのようでおもろい。ところで、タランティーノとリンチとLAに触れたからか、クドカンとヤマノブにも同じようないかがわしさがあるようにも感じられてくる。なかでも特に、本作の中学生円山、そしてヤマノブでは味園ユニバースや松ヶ根乱射事件にそれはあり、それでも他のそうは感じられないもの、例えばリンダリンダリンダや天然コケッコーやメリケンサックにすらもいかがわしさがちゃんと埋もれているな、と感じられてくる。本作品の怪しさ、そのいかがわしさがモロに表出する。誰の視点なのかよく分からん感じで表されるナレーション、随所に現れながらも、気が付けば一斉鳴らなくなるのはいかがわしい(あとで誰だナレーションと調べると、田口トモロヲ。みうらじゅんの盟友にして、それ当然、ヤマノブとクドカンの盟友。まったくプロジェクトX 挑戦者たちとは似ても似つかないナレーション、誰か?と思った)。そしてなによりいかがわしいのは中学生。中学生とは大人が予想しえないいかがわしさを発揮すること、主人公が根差す「とどく」こと、そして草なぎの妻が死した原因を生んだ中学生に表される、ガラスのジェネレーションか。落ちてる耳はリンチのオマージュか。少年の裸踊りは草なぎが起こした事件のパロディか、こうした経験とアクトの経験があるからこそ碁盤斬りで世界の頂点に立つ草なぎがいるのだろう。そんな草なぎをキャストしただけあって、中学生円山は妄想の尊さが表される。エスタブリッシュショット、電車のPOVか、せりあがってくると団地が見える。主人公たちが言うように、団地は妄想の宝庫なのである。隣人がなにしているかを妄想、そこにいるバウンティーハンターやデスペラードやインクレディブルファミリーや韓流メロドラマ、そして少女とのアフェアに耳、まさにKissKissBangBang、タラちゃんとリンチなみにいかがわしい。草なぎは現実を超える妄想のミラクルを尊ぶが、クドカンは、正義とは何かをはっきりとは言わずおざなりにしながらも、妄想の尊さは本作品でこれでもかと力説するパワー。ここんとこ、師匠の松尾スズキをちゃんと継承しているかのような。中学生円山、意外と実は、凄い作品なのかも。





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