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2025年07月16日10:56

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LAコンフィデンシャル


LAコンフィデンシャルおもしろかった。本作とゲット・ショーティをLA熱が燃え盛りエリサラム事件への感心が鰻登りがゆえタランティーノデイヴィッドリンチと並びて購入。ジェリー・ゴールドスミスの抑えた感覚のメロディがいい感じで入ってくる。派手ではないけれど印象に残り、ラストもラスト、そのメロがいい感じで動き始め、主人公たちの別れのシーンに感動を与える。カサブランカでも新しい友情の誕生だとあるが、本作もまた反目し合っていた主人公たちに生まれる新しい絆が、ひとりはズルも覚え、ある意味、成長し、きらびやかな様相で中身はダークでワルな街にこれからも生き抜いていく覚悟のセンスを、そして去るクルマのカップルもまたその街にはそぐわなかったであろう素朴で粗野な善いオトコとその街で生き抜いてきた田舎娘の新しい出発を、それらを交えながら顕され素敵なエンディングとなる。エンドクレディットでゴージャスにしてブラックな街にフィットした陽気なポップソングが流れ、そのあと街の記念式典的なものか、マーチのシーンが表され、偽のカウボーイに続いてテレビのクライム・ストーリー「名誉のバッジ」の主演スターと検事が並んで歩む。彼らはそのきらびやかな嘘にして中身がワルの街をリプレゼントしている。エスタブリッシュ・シークエンスのその街の華やかな喧騒とうごめくギャングスター、それをさらに深堀りして現れるもの、それがエスタブリッシュされる冒頭とエンディングクレディットに表されるマーチ、その間に展開される。ラナ・ターナー、リタ・ヘイワ―ス、ヴェロニカ・レイクという50年代当時にグラビアしファムファタールを演じた女優たちをまた演じる娼婦たち、署長はまたこの街のイメージが壊れると嘆きながらも権力の笠を着る者たちのクリーンからほど遠い行いが表され、ゴシップ記事の本当の意図が表され、麻薬戦争と利権の奪い合いが表され、と都市ならではの和やかにしてヴァイオレントな出来事が都市ならではに隠されているのである。まさにケネス・アンガーが描くハリウッド・バビロンの如くなスキャンダル、タランティーノとデイヴィッドリンチの異兄弟としては異例に素敵な作品なのである。されどカーティス・ハンソンらしく良心と慈愛をそっとしのばせる。ジャックがグラスの上に置いた50ドル、と殺された男娼のジャックになにか問いかけるようにそっと見つめるような死に顔、アリゾナ州と書かれたクッション、女性への暴力を許せないバドがしてしまうジェラス・パンチ - 冒頭の方の妻に暴力をふるう夫のクリスマスに飾られた家もこの街をリプレゼントしているものと言えるだろう - が表される。それらエトセトラは、エロスとヴァイオレンス- KissKissBangBang -やアイロニカルなユーモアと哀しさがスタイリッシュに並べられるタランティーノとデイヴィッドリンチとはいくぶんか違い、ある意味、オーソドックスな映画であるが、オーセンティックな善をオーディエンスにストレートに届けることができる。





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