花とアリス殺人事件おもしろかった。時は2015年、あの傑作テレビシリーズドラマに比すれば映画版はかなり凡作であったみんなエスパーだよ!とともに、かの傑作アニメ花とアリス殺人事件はここに誕生したのである。みんなエスパーにおける染谷もヴェネチアでの受賞の恩義があるから、超絶勃起もなんのソノなのであろう。が、みんなエスパーで彼は全国のオナニスト(註1)のヒーローになったことは間違いない。つまり、少子化ノンセックス大国ジャポンでは90%がオナニストだと推測でき、そう断言することによりこのヒーローは国民栄誉賞モノだと結論付けられる。オーサム!! さて戯言はこのぐらいにして、次の戯言を始めることにしよう。花とアリス殺人事件である。私的には、たぶん書くたびに言っているような気がするけれど、本作とリップヴァンウィンクルの花嫁はナインティーズに大人気であった岩井ワールドの諸作よりもおもしろさあるなと感じるわけだけれど、これらの作品はなんだか旅に導かれているような感覚になる。このジャニーでいろんな経験をする。ラストの感動は旅の光景があるから生まれるのだ。どんな映画作品もそうなのであるが、これらの作品における作品内におけるプロセスの途切れることない継続性がそれを生みだすのであろう。ロトスコープは動いている下地のヒトたちにただ色を塗りたてるだけなのではなく、動き自体もコントロールしているのであろう。何度もリハやっても思い通りにならないセリフとそれに合わせる所作の間(ま)なども思い通りになるのではないかな。岩井はアニメの質感とともにそれを欲していたのではなかろうか。今回は絶妙な間を感じてしまうけれど、アリスと陸奥睦美の会話や湯田探しにおける主人公ふたりの会話やそこで出会う人々との間合い、それに作品全体にそれ感じるかな。マルチバースの映画みんなエスパーだよ!であるけど、こちらはビギンズ。コンビ誕生のモメントである。シンプルに感じられる感じで描写されているけれど、岩井がいつもコミュニケーションというものに関心があることがそのモメントに見えてくる。オーサム!! さて、その後の彼女たち、30代半ばになっているであろう(註2)から、子供は幼稚園か小学生低学年、それぞれご主人がいて、なんとかタウンとか郊外に住んでいて、月数回お互い会っていて、お茶して、家族ぐるみでバーベキューなんかして、そんなトリロジーのラスト作品があっても微笑ましいのではないか。タイトルは題して『花とアリス 人妻のレズられて花弁』かな。そうそう、前2作はラストはふたりとも制服で、アリスはスカートの端をもってポーズを付けて、花は腰に手をおいてポージング、そんな向き合い挨拶だったから、シリーズには決まりのポーズが欠かせないから、ふたりはたぶんパートで、そうしたお店で働き、制服姿を普段からしている、というキットカットを食べ過ぎの鼻血ブ〜〜な展開もおもしろいのではないか。さて、戯言はここで終わりとすることにしよう。さてまた来週。バイバイ、また観てね。
註1 私の造語ではなく、映画版でこの言葉は何度も出てくる。
註2 蒼井優と鈴木杏が現在の年齢がそうである。
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