櫻の園1990年度版おもしろかった。こちらの方が切なく微笑ましく、胸にグッとくる。劇中ではないシーンでも構成されている予告編を最近見たけれど、それをどんなだったか忘れていてよかった。なかなか出てこないつみきみほは何かトリックスターであり、彼女の大きな目で状況を見つめる目撃者的語り部風な役割かと思うも、それだけではなく、切ない。ジェームスディーンみたいでもありかっこよい。宮台のサブカルチャー神話解体を今読んでいるから、そう思ったのかな、こちらの時代ではまだ女子は少女マンガをメインに読んでいて、2008年版は少女もジャンプなんかを読みだしている、そんな違いも感じる。エイティーズナインティーズらしい不良感- タバコや性 -もちょっと生真面目な愛と青春と勇気の2008年版にはないものあっておもしろい。また女性の予想だにしない心の中もその微妙さ描写されていて、それもまたよい。中島ひろ子の模範からの離脱の危うさ、彼女からアクセントなものを縫ってもらう白島靖代の涙、それらを見つめるつみき、と艶やかで淡い。
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