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2022年08月31日00:48

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「信長公記」でウクライナ戦争もわかるのに

マンガ「信長戦記」を読めば、「信長公記」がわかるのに。

桶狭間合戦は「今川義元の大軍が、織田信長の領内に攻めてきた」ことによる合戦衝突。かつては「義元が京都を目指して進軍してきた」と言ってましたが、さすがに今は、それを言う歴史家も激減です。代わって「義元の侵攻の目的」を、あーだのこーだのと解釈するばかり。

だけど「信長公記」には、「信長が先に手を出した」ことが、明確に書いてあるんですよねえ。しかも内容をよく読めば、「信長が、そうせざるをえないように、義元が仕向けた」のもわかるんです。つまり信長は、「義元の罠にハマって、先に手を出したことで、義元に侵攻の大義名分を与えてしまった」ということ。

同じ桶狭間合戦で、「義元が攻めてきた」のも同じで、なのにフィクションでは「義元の単純な利己的行動」にされていて、しかし史料では「自己を有利にする複雑な駆け引き」が記されています。これはウクライナ戦争も同じじゃないですか?「ロシアが攻めてきた」ことで、「ロシアの侵攻の目的」をあーだのこーだのと言ってますが、もしもウクライナが「ロシアの罠にハマって、先に手を出させられた」のだったら?

単純な「ロシアの一方的な侵略」と見るから、「ロシアのような大国が、国際秩序を無視して暴挙に出ると、誰も止められなくなる」という解釈になる。「ロシアはバカだし、アメリカは無能だ」というごとき解釈になる。けれど「ウクライナが先に手を出させられた」のなら、米軍もNATO軍も国連軍も、「ロシアの得た大義名分」の前では「ウクライナの側で参戦できない」でしょ?

それでも欧米が手を出せば、もはや第三次世界大戦、一気に核戦争。だからこそ欧米は、ウクライナを罠にハメたプーチンの「やりクチが汚い」と怒って、制裁をかけているんでしょうよ。一方で中国などは、「一国のリーダーが、こんな罠にハマるほうが悪い」と考えて、だから制裁に不参加なのでは?

「武器で攻撃することだけが戦争」ですか?「本物の史料」が記す「本物の合戦」は、「武力衝突」の前にも「複雑な駆け引き」がありますけどね?
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