ムトゥ 踊るマハラジャおもしろかった。再見する。ラジニカーントは萬屋ではなく中村錦之助と加藤茶を足して二で割ったセンス。この作品、たけちゃんよりずっと前のドリフの映画やコント55号の映画を知らない世代からしたらとても新鮮なものとの出会いに感じられたのではなかろうか。ベースになるものは笑いあり涙ありのしごく、かつての日本映画にもあったようなもの。されど、コンティニュイティは清順までなくとも、奇々怪々でありおもしろく、そこら辺もあるから再見となる。カースト制の主従はそのお国柄、よく理解できなかったけれど、庶民的であると同時に英雄であることはそのお国柄的尊厳なのかなと見えてくる。プーチンは英雄志向だけに則って、庶民感覚を忘れているようだから、この作品を見せてあげたくなるではないか。マサラ系はチェックするとだいたいが165分ぐらいの尺だけれど、こうした娯楽作品は弁当を食べながらピクニックに行った感覚で楽しむものなのだろうな。チャイナタウンの映画館で、オーディエンスは弁当食べながらお話ししながら、つまりペチャクチャしながら観賞していたけれど、ポップコーンのキュッキュとなる音も苦手とする私はそのこと耐えられなかったけれど、考え方を映画は、かつての芝居小屋と同じようにペチャクチャしながら観賞するものだと、変化させると、こういうものだとチャイナタウンのシアターも受け入れられるようになったけれど、今回のムトゥも何か娯楽の原風景を感じられるものとなるのであった。
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