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2022年01月19日05:39

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ストロング小林さん追悼(13)

68年国際プロレス「ビッグ・サマー・シリーズ」開幕戦、足立区体育館大会。メインイベントはグレート草津の英国西部ヘビー級王座に先の「ワールド選抜シリーズ」から残留の(開幕戦のみ参戦)「原爆ヘッド」ジョン・コックスが挑戦。

1本目は10分24秒、エビ固め、2本目は9分40秒、足4の字固めで草津が2−0のストレート勝ちで3度目の王座防衛を果たしました。先シリーズで小林省三が4回シングルで対戦し、完膚なきまでにねじ伏せられたJコックスにあっさり完勝してしまい、小林との差を見せつけています。

TBS体制第1弾となった「オープニング・ワールド・シリーズ」開幕戦で「スター候補」と期待されながらルー・テーズに失神KO負けを喫し、その醜態をテレビ生中継で全国に晒してしまった草津ですが、やはり元ラクビー日本一、世界選手権出場のキャリアと若い頃の草津にはやはり華がありました。

セミファイナルは豊登&サンダー杉山&マンモス鈴木組とイアン・キャンベル&ブル・デービス&スカイ・ハイ・リー組の6人タッグマッチ。国際プロレスでは銭座に甘んじていたマンモスがテレビマッチのセミに登場下のはSHリー要員と言ってよく、言葉は悪いですが「バケモノ対決」がテレビ的にインパクトが強かったということでしょう。

1本目は11分5秒、キャンベルが杉山を体固め、2本目は5分39秒、杉山がデービスを体固め、決勝の3本目は4分54秒、日本組の反則勝ち。

ジェフ・ポーツはいぶし銀系のテクニシャンタイプのレスラー。国際プロレスと後年(73、76年)新日本プロレスにも来日、息子のスコット・マギーもプロレスラーで新日本プロレス、旧UWFに来日しています。ポーツはこの日、大剛鉄之介とシングルで対戦し12分15秒に体固めで勝利。

小林は大剛vsポーツより前の試合で、マスクマンのジ・アウトローと対戦し15分50秒、体固めで敗れました。ポジションが下がった感じです。

また、先の「ワールド選抜シリーズ」5月26日、札幌中島スポーツセンターでのビリー・ジョイス戦で木村政雄が腕と肩を負傷して先シリーズ後半から今シリーズを欠場。新人の佐野東八(浅太郎)がデビューしています。

6月25日、新潟県体育館(テレビ収録、観衆6,000人超満員発表)大会,メインイベントは豊登&杉山組のTWWA世界タッグ王座にアウトロー&SHリー組が挑戦。1本目は18分30秒、日本組の反則勝ち、2本目は3分40秒、杉山がSHリーを体固めに降し2−0のストレート勝ちで豊登&杉山組が7度目のタイトル防衛。

セミファイナルは草津と小林が4月の「日欧チャンピオン決戦シリーズ」以来2か月ぶりにタッグを結成し、キャンベル&デービス組と45分3本勝負で対戦、1本目は18分20秒、キャンベルが小林を体固め、2本目は6分51秒、草津がデービスを足4の字固め、決勝の3本目は5分21秒、両チームリングアウトとなり1−1の引き分け。

小林が取られ、自力では取り返せず、草津が取り返してドローという、草津の引き立て役に甘んじています。

6月29日、葛飾区体育館(テレビ生中継、観衆2,000人満員発表)大会。メインイベントは豊登&草津&田中忠治組とキャンベル&アウトロー&ポーツ組が対戦した6人タッグマッチ。1本目は12分15秒、ポーツが田中を体固め、2本目は3分11秒、豊登がポーツをアルゼンチン式背骨折りでギブアップさせ、決勝の3本目は3分6秒、田中がポーツをアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせ、2−1で豊登&草津&田中組の勝利。

セミファイナルは杉山がデービスを2−1で降し、マンモス鈴木vsSHリーの日米怪物対決は12分22秒にSHリーが体固めでフォール勝ち。小林は第3試合で大磯武とシングルマッチで対戦し13分55秒に体固めで勝っています。

7月2日、三鷹市公会堂(テレビ収録、観衆1,300人発表)大会、メインイベントは豊登&杉山組がキャンベル&ポーツ組とノンタイトルで対戦、1本目は13分37秒、豊登が逆エビ固めでポーツからギブアップ勝ち、2本目は6分35秒、ポーツが杉山を体固め、3本目は4分59秒、杉山がポーツを体固め。2−1で豊登&杉山組が勝利を飾りました。

セミファイナルは草津がアウトローと1−1から両者リングアウトのドロー。小林は第1試合に「降格」となり、大磯と15分時間切れ引き分けとなりました。

小林は7月10日、新潟県長岡市厚生会館でも第1試合に登場、井上円蔵(マイティ)とシングルマッチで対戦、時間切れ寸前の14分47秒、体固めで辛勝しています。

7月13日、横浜スカイホール(テレビ生中継、観衆2,500人満員発表)、メインイベントは豊登&杉山組のTWWA世界タッグ王座にデービス&アウトロー組が挑戦。1本目は11分10秒、豊登がデービスを逆片エビ固めでギブアップさせ先制、2本目は6分50秒、アウトローが豊登を片エビ固め、決勝の3本目は1分5秒、豊登がアウトローを体固めに決め、豊登が1人で2本取る活躍を見せて2−1で豊登&杉山組が8度目の防衛に成功しました。

小林はセミファイナルに登場、田中と組んでキャンベル&ポーツ組と45分3本勝負で対戦しましたが、1本目は16分40秒、キャンベルが小林を体固め、2本目は7分23秒、キャンベルが田中を体固めで破り、エース格外国人のキャンベルに小林と田中は通じずに2−0のストレート負けを喫してしまいました。

7月27日、大阪府立体育会館(テレビ収録、観衆3,000人発表)大会、メインイベントは豊登&杉山組にキャンベル&アウトロー組のシリーズ参加最強外国人コンビが挑戦したTWWA世界タッグ選手権試合。

1本目は17分15秒、キャンベルが杉山を逆さ押さえ込み、2本目は15分13秒、杉山がキャンベルを体固め、決勝の3本目は4分53秒に日本組が反則勝ちを拾い、2−1で豊登&杉山組が9度目の王座防衛も不完全燃焼の勝ち方となりました。

セミファイナルは田中がデービスと45分3本勝負で対戦し反則含みながら2−0のストレート勝ち。小林は第2試合でマンモス鈴木と対戦、14分45秒に反則勝ちを収めています。

シリーズ最終戦は7月30日、3か月ぶり開催となる東京体育館(テレビ収録、観衆3,000人発表)。メインイベントは27日の大阪大会で3本目反則裁定に終わった豊登&杉山組にキャンベル&アウトロー組のシリーズ参加最強外国人コンビが挑戦したTWWA世界タッグ選手権試合の再戦が行われました。

1本目は14分20秒、アウトローが杉山を回転エビ固め、2本目は2分50秒、杉山がアウトローを片エビ固め、決勝の3本目は4分30秒、豊登がキャンベルをアルゼンチン式背骨折りでギブアップさせ、再戦では王者組が2本取っての完勝で10度目の防衛に成功、有終の美を飾りました。

セミファイナルは草津がポーツを9分47秒、足4の字固めでギブアップさせ、田中&大剛鉄之介組がデービス&SHリー組に2−0のストレート勝ち。

小林は東京の大会場での興行ながら第2試合に出場、寺西勇とシングルマッチで対戦、15分26秒、体固めでフォール勝ちしています。外国人と対戦すればいいところなく完敗、前座に逆戻りでした。

国際プロレス唯一の「世界」と名がつくベルト、TWWA世界タッグ王座のタイトルマッチはこのシリーズだけで4回も開催、挑戦者チームは全て即席チームであり、4戦いずれもアウトローが入っていました。やはり乱発と言われても仕方ないところでしょう。
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