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2021年07月22日17:33

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キル・ビル Vol.1

☆キル・ビル Vol.1
 *子を失った女性と子を育んだ女性との対決に始まり、ブライドと親を失ったヤクザレディとの対決に終わる。復讐劇であると同時に、母性やファミリーというイシューにもオーディエンスを志向させる。
 *師匠と弟子の話ももうひとつのメインの柱であろう。それは弟子同士の戦いからアメリカン好みの超越主義や超人のパターンに繋がるものとしてプロセスされる。
 *エクスプロイテーション、スパゲティ・ウェスタン、と同じようにリヴェンジもの。そこには痛みが必ず表される。
 *ナイフの使い手であるコッパ―ヘッドを刺したナイフは丁寧に拭かれるが指紋ありまくり目撃者もありのままブライドはそこを立ち去り、教会を訪れる保安官たち以外は無法治国家のように警察の存在は否定される。エクスプロイテーション系では、ポリスはカーチェイスで主人公を追いかける役回りしか与えられてないのかもしれない。
 *タランティーノにおいてはいつもふたりの人物の友情が芽生えるセンスが最終盤に表されるが、女性同士ではそれが無理ということか、ブライドとコッパ―ヘッドにはそれが表されなかったが、ラストはお互い相手に対する敬意を見せるブライドとオーレン石井の闘いは友情めいたものを表してみせる。
 *北村一輝と田中要次はあっという間に片付けられ、高橋一生もいたのか気付かなかった。
 *マーロンブランドのバイカーだけでなくあらゆるバイカー映画からもあろうが、さすらいのライダーのブロンソンもまた、「ツイン・ピークス」のマーシャル演じるジェームズハーリーの造形に影響したのであろうか。ブロンソンを体現化したマイケルパークスはタランティーノの準レギュラーとして、この作品ではマーシャルを演じている。

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