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2021年05月29日23:00

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恋の罪


『恋の罪』
最初に観たときはもっと綺麗なものと想像していたせいか、鬼気迫るものにすくんでしまったし、冷たい熱帯魚のナチュラルさに比しなんとも技巧的で思っていたのと違ったなとなったけれど、今回は2回目だからだろうか、3回目かな、、とても心地よく感jられたものである。ブームがあったこともあるだろうけれどバタイユは本国より日本で人気があると聴くが、その四つん這いで水平的なスカトロジー的なもの、和的カオス性と合うものなのかもしれない、とこの作品に想いを寄せる。アメリカ公開版は水野美紀刑事のシーンはほとんど削られていると聴くが、神楽坂恵の迷いからの脱出が焦点として表されているのかな、そしたら映画そのものが語らしおんとするとこ全く違ってくるように思えるが、ぐるぐる巻きの思考慣れの日本人にとってはあの迷路的邂逅が美として出会えるけれど、アメリカンにとってはあのハウスワイフからの脱出が合理的なのだろうな。水野に起こってることは表される通りにも見えるし、冒頭のレイプからあれこれもプロファイリング的なものにも見えるし、神楽坂の場合も日記を書いてる彼女の妄想にも見えるし、あのまんまにも見えるし、でいろんな捉え方できる仕掛けも面白い。東海テレビの昼メロと土曜ワイド劇場の天知小五郎シリーズがドッキングしたような技巧ぶりは相変わらず感じたけれど、思えば、ナチュラルさがあったのは熱帯魚他幾つかだけで、奇妙なサーカスをはじめほとんどが園のは技巧的なセンスであるのだから、そこにあのバロック調の音楽が重なればまさに園まんまそのしおんなのである。また、父性下にいることから非日常を邂逅し主人公の変化が表されるって、愛のむき出しにしてもヒミズにしてもそうだし、熱帯魚では父性自身が父性下にいることから抜け出すし、この作品におけるダンナの世界から抜け出すこともまた園子温はいつも語らしおん。

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