君の膵臓をたべたいおもしろかった。ゾンビ映画をレンタルしたつもりだったけれど、観てみたら青春恋愛映画だった。初めの方の図書館のシークエンス、浜なんとか美波が座敷わらしのように走り回っているので、やはりホラーかと思ったけれど、やはり違った。私の娘は彼氏ができないでの彼女は低いトーンでボソボソ言うので、和製マーロンブランドか女性キムタクかのようで、ときどき何を喋ってるのか分からなく、俺の聴覚もおかしくなってきてるのか終いにはピンクの電話か吉高由里子の声しか聞こえなくなるのではと心配になったが、この作品での彼女の声は清々しく心に届いた。とってもいい話であった。つくられたファンタジーでも、それはそれでよい。漫画のマシンガンのように米粒がばら撒かれるほどには泣かなかったし、ウルっとする感じではあったが、泣くことが体にいいことかは知らないけれど、胸が締め付けられる感じのウルっとは、何か心が浄化される感じになる、そんな感覚はきっといいのだと思う。久しぶりにそうした感じにさせてくれる作品であった。
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