映画日記『インフェルノ』

昨日、原作本を読み終えたのだから、さっさと『おらおらでひとりいぐも』を見に行けばよいものを、結局見に行ったのは、ダリオ・アルジェント監督のサスペリアシリーズだった。
優先順位が違うだろうとおもうが、これが「おらだば」ということだ。


２０２０年１１月８日（日）

『インフェルノ』（１９８０年）
監督：ダリオ・アルジェント
大須・大須シネマ

『サスペリア』シリーズ第１作同様に、赤や青や緑の原色がスクリーンに溢れる。
ところが、テンポ良く話が進まないこともあり、途中でうつらうつらとなってしまった。
こんなことなら、『おらおらで〜』を見に行ったほうがよかったと、後悔しだした途端に、杖をついた老人が、下水の排水口の水溜まりに倒れてしまい、その老人めがけて排水口の出口付近にうようよとたむろしてた鼠たちが一斉に襲いかかるという、ナイスな場面になり、一気にテンションがあがった。
話かわって、私も年なので、若い頃はぴちぴちだった喉の皮膚が、加齢とともにたるんでしまった。
ときどき鏡に向かって、喉の皮膚をつまんでひっぱると、ビロ〜ンと伸びるのがおかしいやら悲しいやら。
話を戻して、襲いかかってきた鼠のいっぴきが、老人の首に噛みついた。
すると、鼠の重みで老人の首の皮膚がビロ〜ンと伸びたので、自分のことを思い出して大笑いだった。

ところで、大須シネマへは４〜５回来たことがあるが、いつも観客は私を含めふたりぐらいだった。
ところが、『インフェルノ』には私を含め４人もいる。
観客が４人もいるなんて、珍しい。
このあと大須シネマでもう１本見たのだが、観客は私を含め５人になっていた。