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2020年09月29日16:17

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ベティブルー バルスーズ

売れない小説家の売れない小説のようにイカれている。『ベティブルー』は映画ラストコンサートのように甘い砂糖がコーティングされたスウィートおセンチすぎるところあるし、カラックス、コリン、ノエに比すればカドラージュ、デクパージュ、モンタージュが凡庸な感じがするけど、(小説家を目指すというよりは)自身の生活を想像的に記述している若者の、その存在のセンチメンタルな在り方が、普段はとてもいい子なんだけど怒ったら手の施しようがない情緒不安定で笑顔が素敵でセクシーな女の子の内助の功によってアムールが表され、そして彼が記述するかのようなヘンテコな登場人物たちと出来事によって彩られ、素敵な冒険譚しているとこがトレヴィアンで、『バルスーズ』もまた想像と記述、フィクションとドキュメンタリーが混ぜ合わさったような不思議な登場人物たちと出来事に彩られる紀行文かのような趣きであり、赤い旅団や浅間山荘事件に恐れる当時のオーディエンスから怒れるフーテンと見えるであろう二人組が奔放にヤングオーオーし、公開当時はエマニュエル夫人も真っ青なセンセーショナルなセクシャル・オンパレードなふれこみだったけれど現代の観点からすれば(ノーマルではないにしても)いたってフツーな描写で表され、でもってジャンヌモローのパートはポエティックな演出が成され、どちらの作品も小説のように先行き見えないけど面白い展開がテンポよく外向きに明るく表され、衣装も天候も人々もカラフルな人間喜劇していて、売れない小説家の売れない小説のようにイカしている。

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