映画日記『三大怪獣グルメ』

２０２０年７月２２日（水）

『三大怪獣グルメ』（２０２０年）
監督：河崎実
駅西・シネマスコーレ

東京にタコとイカとカニの巨大怪獣が現われた。
政府によって組織されたシーフード怪獣攻撃部隊ＳＭＡＴが、さっそく怪獣たちに攻撃を加える。
攻撃によって飛び散った怪獣たちの肉片を食べたら、これが馬鹿ウマで大人気になってしまう。
そこでＳＭＡＴは、丼にみたてた国立競技場に怪獣たちをおびき寄せ、巨大海鮮丼にする作戦を決行する。
作戦は順調に進み、計画は成功するかにみえたが、ひとりのチャラくていけ好かないイケメン男の妨害によって、怪獣たちの勢いが盛り返してしまう。
このままでは、東京はおろか、日本が壊滅してしまう。
誰もが絶望に陥ったとき、スーパーヒーローが現われて・・・・・

乏しい収入の年金暮らしになっても、こういう映画を見てしまう。
つくづく情けない。
情けないけど、死ぬまでこの性分は直らないとおもう。
しかし、怪獣海鮮丼には笑ってしまった。
ホントくだらないことを思いつくものだ。

くだらないといえば、本編の前に河崎実監督の次回作『メグ・ライオン』の予告編が流れた。
予告編を見ただけで、くだらない映画であることが分かる。
じつはこの予告編、ネットで一度見たことがあった。
なんでも三越デパートのお正月福袋で、「自分が主演の映画を撮ることができる権利」みたいなのを大金はたいて買い取った５０歳過ぎのおばさんが、主演してるという。
ネットで予告編を見たときは、福袋というのは「ネタ」だろうとおもったが、ひょっとしたら本当かもしれない。
ところで、タイトルの『メグ・ライオン』は女優のメグ・ライアンに掛けていることは、映画好きならすぐ分かる。
ところが、本日あらためて予告編を見て、はたと気づいた。
そうか、三越だからライオンなのか！！