『TAKESHIS'』
断片の反復が換喩される。そのメタモルフォーゼ、まさに夢のような展開。そこには思い描くイメージが立っている。夢を形にしている。北野武あるいはビートたけしを過去や現在というイメージとがっちんこさせる。監督ばんざい!に比すればこちらは俳優論としてのたけしなのかとかつては思ったけれど、イメージというまさに夢想を、その夢想として展開させる。さえない男がパワーを持つようになったり、女にも捨てられ金も持ち逃げされ、ラストはガンアクションというどこかで聴いたようなもの、そう、それがイメージ、そして夢に存在するもの。虚構も現実もごった煮というよりも、たけし自身は彼の映画的なものにフォーカスして映画というものをフューチャーしている。イメージである。戦後の総括みたいな大胆なところまでもっていってるのかな、と思わせる。戦メリも様々なアクションヴァイオレンスもエログロナンセンスも自身のテクストにひきつけ、そして一度壊すみたいな。ヨイトマケの唄のところからの展開が見入ってしまう。昇りつめるような感覚をもたせる。ここに表されるものはまた、タップだけではなく、コンセプチュアルダンスにも関心がるのかな、というセンス。この作品からアキレスと亀までは自身を見つめなおすトリロジーだったのかな。アウトレイジ三部作はソナチネまで表現されたヴァイオレンスを新たに焼き直す展開になっている。
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