家の飲みの席だったので、イマヘイの果てなき欲望はちゃんと観なきゃいけないと思って、代わりに同じDVDに入っている西銀座駅前をかける(2作品とも以前、どこの劇場だったかな、イマヘイ特集で観ている)、も、映像があまりにもシャープに当時の銀座を表していたので見入る。呑みの席が途中解散しちゃったので、私も夏バテしていることもあり観るのを挫折してしまったが、本来はボワーンとしたフィルム感こそいいのだろうけれど、こうしたシャープ感の良さ、はじめて認識したと思った。昔は昭和は古い、とか、辛気臭い、とか、そうしたイメージばかりで、寧ろ大正ロマンに憧れていたが(それもこれも、鈴木清順や昔観ていた映画の影響なのだろう)、いまは時間が経っているのか、日本の50年代のファッションなどユニークに、そして魅惑させるものがあるように思ってきている。それゆえ、当時の銀座の街並みもハッキリクッキリみせてくれるので、ボワーンとしたいい感じのフィルム感よりも、こうしたデジタル処理によるシャープが当時の風俗を観いらしてくれてよかった。
作品に関しての感覚は、ひょっとしてイマヘイは小津がやっていたような、或いは同時代人の松林宗恵や沢島忠のような軽やかなものをやりたかったけれど出来なかったから、次の次元へと、重喜劇だと言って憚らずにやったのかな、と思ったりもした。(それは違い、次の事象への目的へとは向いていたとは思うが。)
またみよ。
ログインしてコメントを確認・投稿する