サイアクの世界に入ったルーキーを最高の瞬間を覚えること育てるベテラン都城静。この人物をスクープするのが趣旨の作品。台詞ではなく映像で面白がらせることしたいと雑誌で言っていたと記憶するが、写真週刊誌のフォトはそのテーマを動かすのにとても大根仁的である。週刊誌フォトのフレーミングを際立たせるのオモシロかった。初老に入ってる福山の顔の垂水も浮き立たせ、彼のイマを映し出すカメラアイも冴えている。福山もそれに応えているかのよう(カッコいいところもちゃんと抑えている、のは、スター映画だから当たり前か)。台詞でもなく理屈でもなく、その瞬間だというセンスの終盤のあのシーンはやはり唸る。意味を問うことは屁理屈である、と思わせるシーンであった。
全体的にいまひとつピンとこなかったけれど、数作観ていると、大根の傾向はこういうセンスであるから、きっと今ウケる映画作品の一つの傾向であり、その美的構築がナルホドとなる。
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