『お熱いのがお好き』久しぶりに観る。おもしろかった♬
旅立つヒトのその場になにかを残す感、後ろ髪ひかれる感、って、この頃のワイルダーには必ず表わされる。
イデオロギーがマジョリティを決定づける考えという限りにおいて、非理性的なもの、というより、新しい理性の抽出が成される。そしてそれは、我々がノスタルジックに想う始源的なエモーションと繋がるものである。その根源性に新しさを生むものがあるのであり、それは人間の普遍性としても存在しているのである。原題にあるSomeはダフネを愛するリッチマン、ジョーやジェリーを追うジョージラフト、そしてシュガーケーンを追いかけるジョーやジェリーという男性たちであり、彼らの志向対象はMMに縮約される。集団的にして極めて個人的な妄想、その熱きストゥリームがこのコメディーにあらわされている。白と黒の反転はネガポジの如くあっても、その同形に根源的なもの顕れるのである。シロとクロのエロス、そこには確かにアイデンティティがイシューされる。
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