今日は岐阜で仕事だった。
仕事帰りに、ちょうどいい上映時間の映画があった。
2015年2月27日(金)
『トレヴィの泉で二度目の恋を』(2015年)
マイケル・ラドフォード:監督
岐阜柳ヶ瀬・CINEX
ひょんなことから隣同士になった老人男女のドタバタ劇。
けっこう、笑わせてもらった。
シャーリー・マクレーンが可愛い。
若い頃は『黄色いロールスロイス』では、天下の二枚目アラン・ドロンと恋仲になるほどだった容色がすっかり落ちてしまい、『スウィート・チャリティ』といったミュージカルだってこなした身体には贅肉がついてしまった。
そんな80歳のシャーリー・マクレーンではあるが、とにかく可愛いのだ。
年を取ることとは、若い頃にあったものが、どんどん失っていくだけのものだと思っていた。
この映画を見たら、というかこの映画のシャーリー・マクレーンを見ていたら、年をとるということは、失うべくして失ったのちに残るものが、結局はその人自身であるという、結論だった。
シャーリー・マクレーンとは、きっと死ぬまで可愛い人なのだ。
そして、受けの芝居に徹したクリストファー・プラマーは、誠実な人なのだ。
つい最近まで、老人映画を毛嫌いしていたのだが、最近はもうどうでもよくなった。
老人映画といっても、色々ある。これからは、老人映画を楽しもうと思う。
還暦になったのに、どこかでまだ若いと気負っている自分がいたが、本作に共感するところをみると、ちょっとばかりは、老人の域に近づいたようだ。
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