初来日のアーマンド・ゲレロ(マンド・ゲレロ表記の文献が大多数を占めますが、本日記では当時の表記になぞらえ、「アーマンド」に統一しています)本名アーマンド・ゲレロ・ジャネス、1952年7月7日 メキシコシティ出身の当時27歳。出身地はアメリカ・テキサス州エルパソとされる場合もあります。
メキシコおよびアメリカで活躍した名門ゲレロ・ファミリーの一員。父のゴリー・ゲレロ、兄のチャボ・ゲレロ、弟のヘクター・ゲレロとエディ・ゲレロ(当時11歳)、甥のチャボ・ゲレロ・ジュニア、姪のシャウル・ゲレロもプロレスラーである。
71年、ドリー・ファンク・シニアが運営していたテキサス西部のアマリロ地区(NWAウェスタン・ステーツ・スポーツ)にて21歳でデビュー。メキシコ系移民の多い同地区において、ベビーフェイスのジョバーとしてキャリアを積み、75年1月には全日本プロレスから海外修行に出ていた百田光雄(リキドウザン・ジュニア、ミツ・モモタ)とも対戦しています。
77年より、兄のチャボが主戦場としていたロサンゼルスのNWAハリウッド・レスリングと契約。5月20日にキース・フランクス(アドリアン・アドニス)、12月9日にマスクド・カナディアン(ロディ・パイパー)を破り、同地区の看板タイトルであるNWAアメリカス・ヘビー級王座を2度獲得。1978年8月4日にオリンピック・オーデトリアムにおいて日本から遠征してきたの藤波辰巳のWWWFジュニア・ヘビー級王座に挑戦、24分32秒、ジャーマン・スープレックスホールドの前にフォール負けしています。
同年下期はハワイに遠征し、11月22日にラリー・シャープを破りNWAハワイ・ヘビー級王座を、12月6日にはココ・サモアと組んでミスター・フジ&カール・フォン・スタイガー組からNWAハワイ・タッグ王座をそれぞれ奪取。
本拠地のロサンゼルスでは79年6〜12月にかけて、弟のヘクターやメキシコ系アメリカ人のアル・マドリルをパートナーに、ザ・ツイン・デビルス1&2号、アレン・コージ(バッドニュース)&バッドバッド・レロイ・ブラウン組、アレン&ビクター・リベラ組などのチームを破り、NWAアメリカス・タッグ王座を3回獲得しました。
今回は前回ロサンゼルスで敗れた藤波ヘのリベンジはありますが、藤波はライバルが多すぎてタイトル挑戦の機会は厳しそう。ここはノンタイトル戦で勝つか引き分けるかして、痕跡を残しておきたいところです。
同じく初来日、「白い天使」アンヘル・ブランコ、本名ホセ・バルガス・サンチェス、1938年8月2日 、メキシコ・ハリスコ州アトヤック出身の当時41歳。
アレナ・メヒコのルチャのマエストロであるディアブロ・ベラスコにルチャを学び、58年にランチェロ・バルガスのリングネームでデビュー。
その後、黒覆面のガト・ネグロに変身、イアラプトでのホセ・ゴメスとのマスカラ・コントラ・カベジェラ戦に敗れマスクを剥がされましたが、同じく黒覆面のクルス・ネグロに再変身、ロサンゼルス進出前のブラック・ゴールドマンとルードのタッグチーム、「ロス・エルマノス・ディアブロ」を結成し活躍しました。
トレオンのプロモーターであるゴンサロ・ゴンザレスのアイデアで、62年から白を基調に天使の羽がデザインされたマスクを被り、白い天使を意味するマスクマンのアンヘル・ブランコに再々変身、エル・エンフェルメロとのタッグでルードとして売り出しました。
66年頃より、同じく白覆面のドクトル・ワグナーとのタッグチーム、ラ・オラ・ブランカを結成、EMLL(現在のCMLL)のトップルードとなりました。シングルでは67年9月、アンヘル・エクステルミナドールとのマスカラ戦に勝利。翌68年5月12日にはトレオンでレイ・メンドーサを破り、NWA世界ライト・ヘビー級王座を獲得。同王座史上初のマスクマン世界王者となりました。
69年からエル・ソリタリオとタッグを組んで活躍し始めましたが72年に仲間割れ。同年12月8日、アレナ・メヒコでソリタリオとマスカラ戦で対戦、1本目はで19分4秒、ソリタリオがグラウンド卍固め、2本目は3分52秒、ブランコが変型サーフボードストレッチ、決勝の3本目は8分8秒、カバージョ(ラクダ固め)でソリタリオが取り、ブランコは2−1で敗れ素顔に
76年5月からプロモシネオス・モラ(UWA)に移籍。77年8月、ルー・テーズのUWA世界ヘビー級王座に挑戦も2−1で敗退。一時、古巣のEMLLに復帰も扱いが悪いことに不満を持ち、短期間でUWAに復帰しています。
前79年12月19日、メキシコシティ・パラシオ・デ・ロス・デポルテスでは藤波の持つWWFジュニア・ヘビー級王座に挑戦するも1−1から両者ダブル・フォールの引き分けに終わりました。
実子にアンヘル・ブランコ・ジュニア、イホ・デル・アンヘル・ブランコ1号、2号ほか。娘婿にレイ・サロモン、孫にCMLL所属のホルス(レイ・サロモンの実子)がいるルチャドール一家。
今回、前年12月パラシオでの藤波との決着をつける為の初来日となりますが、マンドのところでも触れましたが外敵盛り沢山の藤波戦はお鉢が廻ってこない可能性大、やはりノンタイトル戦で藤波から勝利を収めるのがWWFジュニア・ヘビー級再挑戦ヘの早道かと思います。
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